タシロランは 車に乗って・・・!?

2019.06.26 07:47|野生ラン・6月

2014/7/6 の記事を改めて掲載しました。

車道の谷側をのぞいたら

ガードレールの下の舗装の切れ目に

 タシロランが今は花盛りです。が、花期は短くて、あっという間に実を結び、タネを撒いて、地上から姿を消してしまします。
 高知県植物誌(2009年3月発行)には、タシロランの自生地として一か所だけ載っていますが、最近の発表では6市町村にふえています。
 全国的にもタシロランの分布は拡がっているようです。何が原因か? 地球の温暖化も影響しているかもしれません。専門家が研究・発表してくれるでしょう。
 面白いと思ったのは、私が知っている10カ所程度の自生地のうち、1か所だけ神社の境内でそのほかは、車道沿いだということです。
 温暖化が原因だとしても、「播かぬタネは生えぬ」です。広範囲に拡がったのは、車のタイヤにタネがくっついて、遠くまで運ばれているのじゃないか、と想像していますが、どうでしょう。



2015年5月発行の、この本では、タシロランについて、「開花後3~4日で種子散布し、地上部に8日しか存在しなかったというデータもある」と書かれている。
 また、「きわめて珍しい植物だったが、近年急速に分布を拡大し、関東地方では各地で見つかっている。」とも書かれている。
 身近なところ(高知県)でも、毎年のように新しい自生地が見つかっているようだ。このランは、短い期間しか地表に現れないのに新たな発見があるということは、非常に目につきやすいからだろうか。

タグ:トラキチラン属属タシロラン

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