シマツユクサ 南方より来る (カロライナツユクサに訂正)
2018.10.04 11:45|山野草・10月|
2010/10/26 の記事を改めて掲載しました。
ツユクサの仲間(ツユクサ科ツユクサ属)は、ツユクサのほかにマルバツユクサが知られていました。2009年に発行された高知県植物誌にもこの2つは載っていますが、これにシマツユクサという新顔が加わりました。シマツユクサは熱帯・亜熱帯地方に分布するもので、日本では鹿児島県以南に限られ、四国には自生しないものと思われていたようです。
それが最近、高知県のあちこちで自生していることがわかってきたということです。徳島県の藍住町でも確認されています。
熱帯性のものが北に分布域を拡げているということは、やはり温暖化の現われでしょうね。
シマツユクサの特徴は、花がツユクサと比べると一段と小さいことです。この点はマルバツユクサに似ています。葉はマルバツユクサのように丸くありません。ツユクサに形は似ていますが小型です。苞は幅が狭く長く尖るのも特徴のひとつです。 私が見た場所は日当たりの良い田園地帯で、用水路の側や田畑の縁でした。
追記(201710/3):
この花は、シマツユクサではなく、外来種のカロライナツユクサに訂正されました。