マヤランの花茎が現れた

2018.07.30 09:02|野生ラン・7月

2009/7/2 の記事を改めて掲載しました。

 所要時間30分ぐらいのところに、マヤランの自生地があります。一昨年は20株を超えるマヤランが花を咲かせたのですが、昨年は花茎が出てきたところを鹿に喰われて全滅。
 今日行ってみると、3株が地上に現れているのを確認することができました。マヤランは腐生植物ですから、鹿が地上部を喰っても地下に本体が残っているはず、とは思っていましたが、やっぱり一安心です。しかし、これから花茎が伸びて花を咲かせ、実を結び、タネを撒くまで無事にことが運ぶのかは不安です。
 マヤランは腐生植物ですが、花茎は緑色をしており葉緑素を持っています。果実もシュンランと同じように葉緑素を持っており、光合成をしてタネを充実させる養分を補っているようです。腐生ランは一般に花を咲かせ実をつけタネを撒くまでの期間が短いのですが、マヤランの果実が割れてタネを飛ばすのは、歳を越して来年の春になります。
 どうか鹿の餌になりませんよう無事を祈ります。
(兎の可能性もありますが、鹿の食害が奥山から里山・畑まで拡がっているものですから、喰ったのは鹿と決め付けてしまいました。)




タグ:シュンラン属 マヤラン

ムカゴサイシン 葉っぱの季節に入る

2018.07.29 08:18|野生ラン・7月

2014/7/3 の記事を改めて掲載しました。

 梅雨のこの時期になると、ムカゴサイシンは葉っぱの季節に入ります。
 花の季節は終り、果実はタネを撒いて空っぽになり、葉っぱの側に花茎だけが残っていることもあります。
 
 この時期から夏にかけての間が、ムカゴサイシンを見つけるには一番良いのです。
 葉は小さく(直径3㎝前後)、地面にくっ付くようにひろがっていますが、茶色い落ち葉の上では、その緑が目立ちます。
 形は、手元の図鑑では、「五角状心形」と書かれています。ひらたく言えば「五角のハート形」です。
 わざわざ探すのは、お薦めしませんが、山歩きの途中で目に留まったら、場所を覚えておいて来年の花の時期を楽しみにするといいですね。



タグ:ムカゴサイシン

ムカデランが庭木で咲いている

2018.07.28 08:13|野生ラン・7月

2015/6/30 の記事を改めて掲載しました。

 
 一昨日気づいたことだが、庭木の金木犀でムカデランが咲き始めた。
 毎年咲いて、毎年写真を撮っている。撮り貯めしたフォルダーを見たら、一番古い日付は2005年。だから、ここのムカデランは、10周年の開花と迎えたということになる。
 近くの神社の古木にはたくさんのムカデランが着生しているらしい。「らしい」というのは、私の老眼では確認できないからだ。友人が「あそこにある」という方向を見上げても、私には見えない。
 しかし、台風の後に落ちていることがある。また、古木の枝を切り落とすことがあるが、その樹皮にムカデランが張り付いていることがある。
 わが家のムカデランも、もとはと言えば、この神社の出身である。神社の古木でも、我が家の金木犀でも、ともに咲きほこってもらいたい。


 

タグ:ムカデラン

ベニバナギンリョウソウ ?

2018.07.28 07:56|山野草・7月

2017/7/13 の記事を改めて掲載しました。

この花は、ベニバナギンリョウソウかな?

左は普通ベニバナギンリョウソウといわれるもの

 
   この花は、ベニバナギンリョウソウかな?
 普通ベニバナギンリョウソウと呼ばれているものは、子房だけがピンクであるが、こちらは、花被を含め全体にピンク色をしている。
 また、ずんぐりしている。花も終盤の様だから、ギンリョウソウなら、もっと背丈が伸びているはずだと思う。
 撮ったのは、2010/7/10だが、普通のギンリョウソウにしては、花期が遅い。
 あった場所に毎年のように行っているが、その後はまったくお目にかかれない、残念。

 追記:2018/7/28
この場所へは、毎年行っているが、姿は見えない。




タグ:イチヤクソウ科 ベニバナギンリョウソウ ギンリョウソウ

ウチョウラン、渓流の岩場に

2018.07.27 08:04|野生ラン・7月

2009/7/7 の記事を改めて掲載しました。

渓流側の平らな岩場でスゲと一緒に生えているウチョウラン  ウチョウランが渓流の側の岩場に咲いていました。
 若い友人は歩道の山手の切り立った岸壁にウチョウランを見つけて近づいていきましたが、私にはとても無理。崖の下まで行けば、姿は見ることができるでしょうが、50mmのマクロレンズではとても写真にはなりません。
 私はそちらはあきらめて歩道の渓流側の平らな岩場に下りました。そして、そこでスゲと一緒に生えているウチョウランを3株ほど見つけました。
 ここ数年は、見つけたとしても近づきがたい岸壁の花を恨めしそうに眺めるだけでしたが、この時ばかりはウチョウランに顔を近づけて何度もシャッターを切りました。




タグ:ウチョウラン

フウランことVanda falcataが、柿の木で満開

2018.07.26 11:49|野生ラン・7月

2015/7/13 の記事を改めて掲載しました。

 
 町内の家々には、よく柿の木が植えられている。
 そして、柿には着生ランが付けられていることが、多い。特にフウランがよく見かけられる。
 これまで見ただけでも十数カ所はあると思うが、これは一番見事に咲いていた。
 ところで、フウランの学名は Neofinetia falcata とされていたが、最近は Vanda falcata とされている。
 手元の図鑑のうち、 カラー版 野生ラン(家の光協会 1991年出版) は、前者であるが、 2015年に出版された 日本のランハンドブック (1) 低地・低山編 は、後者を採用している。
 バンダといえば、絢爛豪華な洋ランを連想するが、フウランがその仲間だとは、驚きである。「DNAを用いた解析の結果、Vanda属とするのが適当である」と言われれば、「見かけによらないものだ」と納得するほかない。



タグ:フウラン

杉の樹の株から芽吹くツチアケビ

2018.07.23 07:52|野生ラン・7月

2009/7/9 の記事を改めて掲載しました。


 ツチアケビは日本のラン科の中では一番大きな方ですから、山道を歩いていて時々眼に入ります。といっても探そうとするとなかなか見つからないものですが。
 とくに杉林の中に多いようです。この日も杉林の中の登山道脇で見つけました。
 それも杉の切り株から、ツチアケビが伸び上がっていてビックリしました。
 このランは腐生植物ですから緑の葉はありません。地下で根に菌類を取り込んで養分を蓄え、いきなり地上に花茎を突き出して、ビックリさせます。
 あと一月もすれば金色の花を咲かせるでしょう。秋には赤い実を沢山つけることでしょう。




タグ:ツチアケビ

キバナノセッコクが サンゴジュで花盛り

2018.07.22 21:07|野生ラン・7月

2015/7/9 の記事を改めて掲載しました。

 
 わが家の庭の一辺は、サンゴジュの生垣であるが、その一本でキバナノセッコクが、今、盛りを迎えている。
 もう一週間以上前から満開だったから、ピークを過ぎているといわれるかも知れないが、このころが黄色みが強くでて、キバナノセッコクに相応しい色になる。
 このキバナノセッコクは、今世紀の初めごろ、我が家に来た。それは、フラスコ苗というもので、小さな瓶の中の寒天培地に100株近くも入っていたように思う。
 庭木に残っているものは数株だけだが、その内の一株はご覧のように立派になって、たくさんの花を付けている。


 
5月に出版された日本のラン①低山・低地編のキバナノセッコク Dendrobium catenatum Lindl. のページに次のように書かれている。
日本では高知県産の標本に基づき牧野富太郎が命名した D. tosaense Makino が学名として定着していたが、上記よりも古い学名がキバナノセッコクと同一の植物であることがわかったため、正式名が変更された。

タグ:セッコク属 キバナノセッコク

シロテンマとオニノヤガラと見比べてみたら・・・

2018.07.21 09:31|野生ラン・7月

2017/7/14 の記事を改めて掲載しました。

オニノヤガラ(左)とシロテンマ。
高さは、オニノヤガラが40~100cm、シロテンマはその半分ぐらい。
花数は、オニノヤガラが20~50個、シロテンマは5~20個。
オニノヤガラ(左)とシロテンマ。
高さは、オニノヤガラが40~100cm、シロテンマはその半分ぐらい。
花数は、オニノヤガラが20~50個、シロテンマは5~20個。

オニノヤガラ(左)とシロテンマ オニノヤガラ(左)とシロテンマ

 
 ここ数年、友人の案内で沢山のオニノヤガラとシロテンマとを見ることができた。
 両者については、学者の間では、品種説から変種説、さらには別種説まである。
 品種とする説は、花の色が違いに重点をおいて、その他の違いは軽視する。別種する説は、シロテンマは小さく、花数も少ないし、花期が遅いとし、更に花の形態が違うと主張する。
 しかし、花の形態の違いについては、花をむしり取って、解剖して中まで観察するのは、遊び半分でやっている者としては遠慮すべきだから、外から見ることができる範囲で、見比べた。
➊ 萼筒の下部左右に膨らみがあるが、オニノヤガラは非常に大きい。これに比べたら、ヒメテンマのは、それほどの膨らみはない。
❷ オニノヤガラの萼筒は、壺のようであり、開花しても大きくは開かない。口の小さい壺のようである。これの比べたら、ヒメテンマのほうは、大口であり、コップに近い形になっている。
➌ その口から、覗いている舌(唇弁)にも、違いがある。オニノヤガラのほうは、外側につき出していて、先端部分の毛が長く、良く目立つ。ヒメテンマのほうは、外側につき出していないことが多く、はっきりとは分からないが、先端部分の毛は少なく、短いように見える。

  決め手は花の数
 花の形態の違いは、あやふやで明確ではない。両者を区別する決め手はないか。ある。それは、花の数だと思う。
 オニノヤガラは、花数が多くて、20~50個も付ける。対する、シロテンマは5個から多くても20個以内である。高さはだいたい花の数に比例する。花の色は、オニノヤガラでも白に近いものがあれば、シロテンマの花でも緑がかったのもあるから、参考程度にするのが良い。
 花数が20個以内であればシロテンマ20個を超えればオニノヤガラで決まり。単純明快。   
2015年5月に出版された日本のラン①低山・低地編のシロテンマ のページで解説者遊川氏は、オニノヤガラとは別種とするのが適当であろうとする立場で、幾つかの特徴を挙げている。
①全体が小さい。 ②花数がすくない。 ③花色は白が強い。 ④花の形態に違いがある。 ⑤開花期が遅い。
 しかし、花の形態については、どこがどう違うのか書かれていない。

参考:
オニノヤガラ
シロテンマ



タグ:オノノヤガラ属 オニノヤガラ シロテンマ

ムギランとミヤマムギランとを、葉で見分ける

2018.07.20 10:56|野生ラン・7月

2017/7/15 の記事を改めて掲載しました。

左=ムギラン、右=ミヤマムギラン 左=ムギラン、右=ミヤマムギラン  ミヤマムギランは、ムギランと同属であるが、花は全く違う(写真上段)。 だから、花が咲いていれば見分けるのは簡単だが、 花が無いと、意外と見分けるのは難しい。

 ミヤマムギランは、名前の通り、比較的深山にあって、より湿度を好む。 また、ミヤマムギランの葉は、ムギランに比べて、細長い。 しかし、両者とも葉の長さには変異があり(脚注)、ムギランの方が、ミヤマムギランより長いこともある。 だから、これらは傾向として見ることはできるが、決め手とするには無理がある。


 見分けるポイントは、葉の先端部分にある。
● ムギランの葉の先端は、鈍頭である(丸い)。さらに、凹んでいるのが普通である。
● ミヤマムギランの方は、鋭頭である(尖っている)。
ここに注目すれば、葉一枚あれば確実の区別することができる。

(註):日本のランハンドブックによると、
ムギランの葉・・・・・・長さ 1-3.5cm、幅 6-8mm
ミヤマムギランの葉・・・長さ 3-8cm、幅 5-10mm

2017/8/14

タグ:マメヅタ属 ムギラン ミヤマムギラン 見分け方

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