イリオモテラン、植物園で咲く

2017.12.23 10:59|ラン of 世界

2015/4/7 の記事を改めて掲載しました。

 
 イリオモテラン(またはニューメンラン)が牧野植物園の温室で咲いていました。
 絶滅危惧ⅠB類(EN)となっています。
 こうして植物園で見ることができるのは有り難いことですが、 自然の中のものがいつまでも残ってほしいですね。




内容紹介
日本にはおよそ300種類のラン科植物が自生すると言われる。しかし1991年に最後のラン図鑑が刊行されて以来、数々の新種や新産地発見とともに、DNAによる研究も飛躍的に進歩し、分類も劇的に変化した。本書ではラン科植物の研究では第一人者の解説とランの写真では他の追随を許さない植物写真家を総動員し、生育環境別に3分冊して刊行する。




シロバナタンポポ、はやばやと

2017.12.22 11:29|山野草・12月

 
 近くの農道を歩ていたら、シロバナタンポポが花を咲かせていた。 もうタネを付けているのも、とっくにタネを飛ばしてしまった株もある。
 今日は冬至で、一年で一番、日の短いときだし、 春の花だと思っていたシロバナタンポポがこんなにも早く咲くものか、とビックリした。




グラマットフィルム・パンテリヌムも 大きいぜ

2017.12.21 15:05|ラン of 世界

2015/8/7 の記事を改めて掲載しました。

 
 グラマットフィルム・パンテリヌムが、牧野植物園の温室で花を咲かせていた。本来ならソロモン諸島の樹上で咲きほこっているはずが、採取されて、この小さな温室の中に据え置かれているのは可哀そうではある。
 しかし、はるばるソロモンの島まで行って見ることなど夢にもかなわない者にとっては、ここで見せていただいて有り難い。文句など言ったら罰が当たる。

 そばに、次のような説明書きがあった。
 東南アジアの熱帯林の樹上に生えるグラマットフィルム・スペキオスムは、ジャイアントオーッキドと呼ばれ、世界最大のラン科植物として知られています。
 スペキオスムは、ミャンマーからソロモン諸島まで広く分布するとされていましたが、最近の研究によりソロモン諸島のものは、グラマットフィルム・パンテリヌムという別種であることがわかりました。
 パンテリヌムの花序はやや短く、花被片が短く丸みを帯びます。
 この株は、牧野植物園のソロモン諸島植物調査の際に採集されたものです。





Liparis gibbosa クモキリソウ属の仲間

2017.12.19 08:35|ラン of 世界

2010/12/13 の記事を改めて掲載しました。

これは Liparis gibbosa 、日本のクモキリソウ属の仲間。
インドシナなど東南アジアに広く分布しているそうです。
 こんなの野生の姿を見たいものですが、実情は友人の温室で撮らしてもらいました。
 この属は、日本では クモキリソウコクランジガバチソウスズムシソウセイタカスズムシフガクスズムシササバランギボウシラン など20種類近くあるようです。
 しかし、世界には熱帯アジアを中心に
450を超える種が分布しているそうです。そのほんの一部ですが、 世界のラン科植物 に載せました。日本の地味なクモキリソウ属を見慣れている私たちには、外国の Liparis は変ったのや派手なのやあって驚きです。




ツチトリモチ 四国に三兄弟

2017.12.18 10:04|山野草・12月

2015/12/2 の記事を改めて掲載しました。

キイレツチトリモチ

ツチトリモチ ミヤマツチトリモチ

 
 今年、初めてキイレツチトリモチというのを見た。最近、高知県で発見されたそうで、友人に連れて行ってもらった。
 1910年に、鹿児島県で発見されたものに、牧野富太郎博士が新種記載したもので、四国で発見された場所は北限および東限を更新したことになるという。地球温暖化の影響もあるかもしれない。
 四国には、ツチトリモチ科はツチトリモチミヤマツチトリモチがあったので、三種そろった。いずれも、樹木の根に寄生するが、その樹木はそれぞれ違う。他にまだ数種あるようだが、九州から沖縄にかけての南方系らしい。
 ミヤマツチトリモチは、標高が1000mを超えるような高い山のカエデに寄生する。
 ツチトリモチは、身近な里山にもあって、クロキ、ハイノキ等に寄生する。四国では、これが一番多くお目にかかることができる。
 今回発見されてキイレツチトリモチは、海岸に近い場所で、トベラやシャリンバイなどの木の根に寄生する。




タグ:ツチトリモチ属 ツチトリモチ ミヤマツチトリモチ キイレツチトリモチ

Bulbophyllum マメヅタラン属 2種

2017.12.16 09:02|ラン of 世界

2010/12/8 の記事を改めて掲載しました。

Bulbophyllum gracillimumBulbophyllum gracillimum  12月に入ると、日本のランは大体お仕舞いですが、洋ランの方はこれから咲くものも多い。といっても温室での話です。
 農家の方が趣味で原種の外国のランを作っておられます。そこの温室で撮るのですから、野山を駆けずり回って1日にひとつ出会えるかどうかの苦労と比べると楽といえば楽です。その替わりひとさまがお金をかけて、一生懸命に育てた成果を頂くのですから、厚かましいと言われても仕方ありません。
Bulbophyllum fascinatorBulbophyllum fascinator  左上は、Bulbophyllum gracillimumで、右下が Bulbophyllum fascinatorです。日本のマメヅタラン属は、 マメヅタランムギランミヤマムギラン など6種ぐらいですが、世界ではおよそ2000種があると言われています。
 Bulbophyllum は、世界中に広く分布しますが、熱帯アジアが中心ですから日本などは北限に位置する言っても良いかもしれません。ここに載せた2種は日本のものと比べると、花は大きいですが、形はミヤマムギランに少し似ていませんか。




見上げれば、ヤマハンショウヅル

2017.12.14 08:52|山野草・12月

2015/12/16 の記事を改めて掲載しました。

 
 ヤマハンショウヅルは、四国では数年前に発見された。それを友人の案内で初めて見ることができた。
 この仲間のセンニンソウやボタンヅルは、沢山あってあちらこちらで見かけるが、夏から秋にかけて咲く。
 この寒い冬には、たいていのものは花は終わって果実になっているはずだ。最近見つかって珍しいこともあり、ほかの花がない時期に咲くこともあって、遠路はるばる詣でる人も多いようだ。
 この花は蔓植物で、高い樹を頼りに蔓を伸ばして、その樹の頂上で咲く。根元は、大きいものは人の腕ほど(あるいはそれ以上)ある。フジを思わせるが、フジのように樹に巻きついて絞めることはない、と見た。
 この花は、高い樹が頼りである。草原ではやっていけない。たとえばヒノキの植林などが適地らしいが、植林には蔓は大敵である。蔓が巻きついているのを見つけたら、山主は切ってしまう。
 しかし、最近は山の手入れも怠りがちだ。が、ヤマハンショウヅルにとっては、これが救いになる。これから生育地を拡大していくか、どうか?




 

タグ:キンポウゲ科 センニンソウ属 ヤマハンショウヅル12月

牧野植物園でキイレツチトリモチ開花 !!!

2017.12.11 07:52|山野草・12月

2016/12/9 の記事を改めて掲載しました。

 牧野植物園でキイレツチトリモチが開花とのこと、ビックリ !!!
 高知県で発見されたのは、最近のことだ。 「2年前に種子をトベラの株元にまきました。 まさか2年で花を咲かせるとは職員もびっくりです。」とのことだ。
 できたら、ツチトリモチもミヤマツチトリモチも園内で咲かせてもらったら、ありがたい。









タグ:ツチトリモチ属 キイレツチトリモチ

柿の実、 人も 鳥も食わない

2017.12.09 07:45|昔むかし/子供のころ

2013/1/11 の記事を再度掲載しました。

 今年は(/今年も?)、柿の実が枝にぶら下がって、いつまでも残っています。これは、人家のすぐ側にあって、甘柿らしい。採って食べればいいのに、などと思ってしまいます。
 我が家には、柿の木がありませんが、隣近所からいただいて、相当食べました。美味しくて、いくらでも食べれそうです。柿が赤くなったら、医者が青くなる、との言い伝えもありますが、今の人には、あまり人気がないようです。
 もう、全部が熟柿になっています。カラスやメジロなどの小鳥が啄ばんだ痕も、ボツボツありますが、後は、地面に落ちてべとべとになってしまうでしょうね。
 また、昔の話になりますが、甘柿は、まだ渋が抜けきらないうちから争ってもぎ取って食べていました。渋柿は、干し柿にしたり、アルコールで渋抜きして、全部食べました。
 ただし、一個だけは、木に残しておくものだ、という決まりがあって、これを「木守り柿」というそうです。私は、小鳥のために残しておくものだ、と教えられたように思います。どちらにせよ、自然の恵みに対する感謝と、次の豊年を祈願する気持ちがあってのことでしょう。




クロムヨウラン 種まきのあとも美しい

2017.12.07 07:31|野生ラン・12月

2010/11/29の記事を再度掲載しました。

 どんな植物でもふつう花が凋むと、人も蜂や蝶までも見向きもしなくなりますが、実を結びタネを播いた後までも美しいのは、このクロムヨウランです。
 クロムヨウランの果実の殻は来年の花が咲くときまで残ることも珍しくなく、花と果実の殻と一緒にカメラに収めることもできます。
 もっともクロムヨウランの花が咲くのを見るのは難しく、「クロムヨウランは花が開かずに結実する。花を咲かすのは変種のトサノクロムヨウランだ。」という説もあります。
 ここらで良く見られるのは、クロムヨウランのほかにムヨウラン、ウスギムヨウラン、エンシュウムヨウランがありますが、クロムヨウランの果実の殻がとくに美しいように思います。
 「クロ」は鋼鉄のように黒光りすることから名づけられたものに違いありません。









タグ:ムヨウラン属 クロムヨウラン

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