アケボノシュスラン 咲いている? 咲いてない!!

2017.09.30 07:42|野生ラン・9月

2015/9/25 の記事を改めて掲載しました。

 
 アケボノシュスランが満開だろう、と期待して行ったが、一輪も咲いていなかった。
 ここにお目にかけるのは、2006/9/28に撮ったもので、一面に咲いている。ここのアケボノシュスランは、咲く年はどっと咲いて、咲かないと決めたら一輪も咲かない。そうとうな いごっそう である。



タグ:シュスラン属 アケボノシュスラン

コオロギランは いくつ花を咲かすの?

2017.09.29 07:52|野生ラン・9月

2015/8/25 の記事を改めて掲載しました。

1番目の花は萎み、2番目が咲いている 1番目の花も残っていて、2輪開花状態

 
 コオロギランが、見事に、たくさんの花を咲かせている。
 これは、株が固まって生えているのであって、一株がこれほどの数の花を付けている訳ではない。
 それでは、コオロギランは一株あたり何個の花を咲かすのか。手元の図鑑 日本のラン ハンドブック①低地・低山編 を見ると、「1-4個の花をつける」と書かれている。
 コオロギランの写真を撮り始めて、もう十数年になる。訪問した自生地も5・6カ所になる。撮り貯めた写真をざっと点検してみたら、やはり「1-4個」のとおりであった。

 コオロギランは、下の花から上の花へと順番に咲いていく。これは他のランにも共通することだ。違うのは、同時に咲くのではなく、最初の花が咲き、萎んだら、次の花が咲くという順序を踏む。最後の花が咲くころは、最初の花は果実になっている。
 同時に2つの花を咲かせている株を見ることは、非常に珍しい(1番下の写真)。

 コオロギランは「1-4個の花をつける」が、一番上の4番目は蕾のまま終わる(蕾といえないほど貧弱である)。だから、「いくつ花を咲かせるのか」という質問には、「1-3個」と答えるのが正確だと思う。

 「0個」ということはないか、つまり、一つも花をつけないことはないのか。これはない。もし虫にやられたりして、花が咲かないことはあるかもしれないが、地上に現れる株は、少なくても1個の蕾をつけているはずである。
 コオロギランは花を咲けせ、実をつけ、種をまくために地上に姿を現すのであって、日光浴(光合成)をするためではない。


   

コオロギランの側萼片 本邦初公開!?

2017.09.27 09:54|野生ラン・9月

2013/9/11 の記事を改めて掲載しました。

唇弁の正面。側萼片は見えない。 唇弁の裏面。側萼片が確認できる。

 前にも言いましたが、今年のコオロギランは不作です。幸い近くにも自生地がありますので、5回ぐらいは通いましたが、株数が例年の数分の一。しかも蕾はあっても、開花してるのはほとんどなくて、一輪の開花を見ることができれば上々、といった具合でした。
 そこでコオロギランのホルダーを開いて、過去10年かけて撮り貯めた写真を見ていました。この花の一番の魅力は、なんといっても唇弁です。ですから、大抵は唇弁が一番良く写る角度から撮ったのがほとんどです。が、横から撮ったのも、背後から撮ったのも少しはありました。
 しかし、残念ながら側萼片がきれいに撮れたのは一枚もありませんでした。ラン科の花は、3つの萼片(背萼片1、側萼片2)と3つの花弁(唇弁1、側花弁2)からできています。コオロギランは側萼片が唇弁の裏側にあるので、正面からは側萼片はまったく見えません。でも、側萼片がきれいの撮れてる写真はどうしても欲しい。
 そこで一昨日、これが今年の最後だと決めて行ってみました。一つだけ開花株を見つけることができて、ちょっと無理して唇弁の裏側を写すことができました。2つの側萼片がはっきりと写っています。  

タグ:コオロギラン

ツユクサシュスラン 四国に現れる !

2017.09.26 09:09|野生ラン・9月

2015/10/15 の記事を改めて掲載しました。

 ツユクサシュスラン 四国に現れる! 仰山な言い方だが、ビックリするやら嬉しいやら。
左=アケボノシュスラン、右=ツユクサシュスラン。   2012/10/1 撮影 左=アケボノシュスラン、右=ツユクサシュスラン  だいぶ前の話だが、四国にもツユクサシュスランがあるということを友人から聞いた。 「ツユクサシュスラン」という名前は図鑑か何かで見たような気はしたが、実物は見たことはないし、高知県植物誌にも載っていない。
 最近出版された図鑑 「日本のランハンドブック ① 低地・低山編」 を見るとその分布は、九州、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島となっていて、四国は入っていない。
 図鑑では、ツユクサシュスランはアケボノシュスランの変種であり、よく似ている。しかし、「花序、子房、萼片と苞葉の外側に腺毛があることが明瞭な区別点である」と書かれている。
 もしかしたら、これまでにアケボノシュスランだと思って撮った写真の中に、ツユクサシュスランが紛れ込んでいるのではないか? そう思って撮り貯めた写真をチェックした。
 三つの自生地のうちの一つの中に、見つかった! 同じ日に4株ほとの開花株を撮っていたが、その内の2株は明らかにツユクサシュスランの特徴を備えている。この山では両者が生えていたわけである。上に載せた写真は、2012年に撮ったものであるが、その時のアケボノシュスラン(左)とツユクサシュスラン(右)である。


  
日本のラン①低山・低地編のツユクサシュスラン のページに次のように書かれている。
アケボノシュスランと似ているが、本種の方が全体に大きく、花茎がより長く伸び、花序、子房、萼片と苞葉の外側に腺毛があることが明瞭な区別点である。しかしながら、両者の区別がむずかしい個体もある。





タグ:シュスラン属 ツユクサシュスラン

シュスランとアケボノシュスランとの見分け方

2017.09.25 07:36|野生ラン・9月

2012/9/25 の記事を改めて掲載しました。

 四国に自生するシュスラン属は、6種類ありますが、その内、シュスランとアケボノシュスランとは、 シュスラン(左)とアケボノシュスラン(右) シュスラン(左)とアケボノシュスラン(右) 花期が同じで、比較的似たような場所に生えていることがあります。 (アケボノシュスランの方がより湿度の高い所を好む傾向がある。)

 しかし、ポイントさえつかめば、見分けるのは簡単です。

 ① 花序の柄の長さ:シュスランの花序には長い柄があります。言い換えると、茎に付く一番上の葉と一番下の花との間隔が大きく空いているのです。
 アケボノシュスランの花序には柄らしいものはありません。つまり、一番上の葉と一番下の花との間隔はほとんどありません。

 ② 葉の色:アケボノシュスランの葉は緑色です。これに対して、シュスランの方は、暗紫緑色(やや赤みを帯びる)で、ビロード状の光沢があります。 シュスラン(別名ビロードラン)の名は、ここから来ています。
 また、シュスランの葉の中央の主脈は、白く目立つのが、普通です(赤みを帯びることもある)。

日本ラン科植物図譜

タグ:シュスラン属 シュスラン アケボノシュスラン

日本列島 赤く染めて ヒガンバナ強し

2017.09.24 19:13|山野草・9月
 今、ヒガンバナが咲き誇っています。この生命力は恐るべしで、日のかんかん照る場所を一面赤く染めているかと思うと、うす暗いような山道にボツボツと姿を見せます。
 大昔に中国から渡ってき、飢饉に備えて人々が広めてきたものでしょうが、それにしても良く繁殖したものです。

 私も戦後まもなくのころ、ヒガンバナの球根を少し食べたような記憶があります。当時でも農家はそんなに食料に切羽詰まったようではありませんでしたが、あるいは当時の政府の政策だったかも。イナゴも食べた。小学校の校庭を耕して芋も植えた。当時の農家は水田の畦さえも遊ばさず、大豆か小豆を植えた。小学生も道路の縁に大豆を植えたように思います。

 ヒガンバナはあんなに見事な花を咲かせるのに、実は付けないという。何でも3倍体だからタネができないそうです。ですから、日本国中のヒガンバナが全部株分けから殖えたもので、同じ遺伝子だというからビックリです。
 ヨシノザクラやタネのないバナナにも同じことが言えますが、こちらは同じ遺伝子ゆえの深刻な問題が置きつつあるそうですが、ヒガンバナは健康そのものですから偉い!

 ところで、ヒガンバナもたまにはタネを作るそうです。そのタネから発芽させた実験がホームページ「石川の植物」に載っています。










タグ:ヒガンバナ科 ヒガンバナ

ツユクサシュスランはパソコンの中にあった 

2017.09.23 08:00|野生ラン・9月

2015/1218 の記事を改めて掲載しました。

2012/10/1 撮影

子房、萼片、苞葉の腺毛が見える。

 
 ツユクサシュスランを今年初めて見た。
 前から手元にある図鑑 カラー版 野生ラン(家の光協会出版) では、この花は四国にはない。「九州西部および南部から琉球列島にかけて常緑広葉樹林の林床に生える」と書かれている。だから名前は一応知っていたが、実物にお目にかかることはあるまい、と思っていた。
 ところが、愛媛県の友人が自生地へ案内してくれると言う。愛媛県と九州は海を隔てているが、距離的には近いし、温暖化の影響もあるかも知れないなどと思いながら、期待していた。
 下調べのつもりで、図鑑を開くと、アケボノシュスランとは変種の関係にあり、良く似ている。
 もしかしたら、これまでに撮ったアケボノシュスランの中に、ツユクサシュスランが混ざっているかも知れない。アケボノシュスランの自生地3所のフォルダーを開いて、逐一チェックした。
 あった! 2012年に撮った、一つの自生地の写真の中に、ツユクサシュスランに間違いないと確信できるものがあった。
 今年の春、出版された 日本のラン ハンドブック ① 低地・低山編 にも、その分布域に「四国」はない。しかし、ツユクサシュスランは四国にもある。アケボノシュスランだと決めつけていたものの中にもあるかも知れない。お暇なときに、撮り貯めた写真を見なおしてみたらどうでしょう。



 ツユクサシュスランのページには、次のように書かている。
アケボノシュスランと似ているが、本種の方が全体に大きく、花茎がより長く伸び、花序、子房、萼片と苞葉の外側に腺毛があることが明瞭な区別点である。しかしながら、両者の区別がむつかしい個体もある。




タグ:シュスラン属 ツユクサシュスラン

シソ科シソ属シソ 本家本元

2017.09.20 10:53|山野草・9月

2010/9/18 の記事を改めて掲載しました。

 
 人家の近くの畑、豆類を植えてはあるが、あまり手入れができていない畑の畦に雑草に埋もれてシソが花を咲かせていました。
 これはアカジソで、梅を漬けるときに入れて、紅色に染めるのに使っていました。香りはあまりしないので、料理に使うのはアオジソの方です。
 ちょっと前までは農家はシソを植えていて、料理で必要なときに近くの畑に行って葉っぱを摘んできていたものが、それはたいていアオジソの方でした。
 今では農家も自家用の野菜でも買ってきて使う場合が多いようで、近くの畑にもあまり行かず、手入れもいきとどきません。ここのアカジソも栽培していたもののタネが残っていたのでしょう。雑草に埋もれて野生状態でした。 
 シソ科の花はたくさんあって、秋に咲くものも多く私たちを楽しませてくれますが、シソの花がこんなに魅力的なことにはこれまで気づきませんでした。




タグ:シソ科 シソ属 シソ

オオミヤマウズラ あちらこちらで咲く

2017.09.19 07:14|野生ラン・9月

2014/9/21 の記事を改めて掲載しました。

 
 いま、オオミヤマウズラがあちらこちらで咲いています。
 ミヤマウズラより花期が1ヶ月ほど遅いので、今咲いているのはオオミヤマウズラのほうだと見て、まず間違いないと思います。
 花期が遅いことのほかに、花の形もだいぶ違います。ミヤマウズラほどに開きません。まあ半開といって良いでしょう。
 また、花と花との間隔も広いのも特徴です。
 丈は、30㎝を超すものもあり、平均的にミヤマウズラより大型です。




タグ:シュスラン属 オオミヤマウズラ

「66年ぶり確認」のヨツバハギ 今年も元気に咲いています

2017.09.18 18:44|山野草・9月

2007/9/28 の記事を改めて掲載しました。

 
 2007年、地元高知新聞に、「県内66年ぶり確認」の見出しで載ったヨツバハギが今年も元気に咲いています。
 あれから7年経ちましたが、ほとんど当時の状態で維持されているのはうれしい。ここらあたりが「開発」されなかったことの証かもしれませんが。
 このマメ科の花は花期が長くて夏に咲き始めて、11月ごろまで咲き続けます。








追記(2017/9/18):
今年も咲いています。






タグ:マメ科 ソラマメ属 ヨツバハギ

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