ナヨテンマか!と思ったが・・・

2017.08.05 05:45|オニノヤガラ属

2013/8/15 の記事を改めて掲載しました。

左=7/14、右=7/21 左=7/14、右=7/21  ナヨテンマといえば、四国では絶滅状態で、私はもちろん友人の誰も見た者はいません。見たい、見たいの願望が高じて、ナヨテンマの幻を見たというお話。

 最初、蕾(写真左)を見て「ナヨテンマかも」と思いました。シロテンマも初見ですが、ナヨテンマも図鑑でしかお目にかかっていません。両者とも珍しいものですが、シロテンマはあちこちで出現していると聞いていましたが、ナヨテンマのほうは噂さえありません。こんな場合どうしてもナヨテンマであってほしいと思うのが人情じゃないですか。
 一週間後再訪した時の写真が右。やっぱりシロテンマでした。

 植物学の父といわれた牧野富太郎博士にもシロテンマとナヨテンマとにかかわる面白い、いや興味深い話があります。1952年に書かれた津山尚氏の論文からの受け売りですが。
 博士はシロテンマGastrodia gracillis (ナヨテンマの学名) だと同定したそうです。今なら、素人の私でさえナヨテンマの写真入りの図鑑で見分けることができますが、当時はそうはいかなかったでしょうし、博士はその時点では、ナヨテンマの実物を見てなっかたでしょうね。
 シロテンマが Gastrodia gracillis と違うと認識したら、博士はきっと別の新しい学名をつけたことでしょう。オニノヤガラの変種とか品種とかは頭になかったはずです。
 シロテンマの別名ヒメテンマを命名したのは博士だそうです。博士は花の色の違いよりも姿の大小に留意したことになります。
 あれこれ妄想するのも楽しいですね、私は。

 なお、ナヨテンマは津山氏が命名したものです。
Gastrodia gracillisシロテンマ を否定して、
Gastrodia gracillisナヨテンマ としました。


  
5月に出版された日本のラン①低山・低地編のナヨテンマ のページに次のように書かれている。
DNA情報を使った解析の結果、オニノヤガラよりもヤツシロラン類に近縁であることがわかっている。
 

タグ:シロテンマ 8月

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Author: hisa
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