ユウシュンラン 花盛り

2017.04.29 19:36|野生ラン・5月

2015/4/24 の記事を再度掲載しました。

 ユウシュンランが花盛りでした。
 毎年、2・3か所の自生地をまわりますが、ここは一番綺麗で楽しませてくれます。


 ユウシュンランはキンラン属で、ギンランに近い種ですが、貧弱な葉っぱが1~2枚あるだけです。いわゆる腐生ランに近いわけです。
 小さな株でも必ず一つの花を付けています。これは、花を咲かせるだけの養分を、地下で菌の助けで蓄えてからでないと、地上に姿を現さないということです。
 キンランなどは毎年地上で葉っぱを拡げて光合成で養分を蓄えながら、数年たってから花を咲かすようです。ですから、ユウシュンランはキンランよりも菌に依存する割合が大きい。
 菌依存度の高さでいえば、ユウシュンラン、ギンラン、キンランの順になるのではないでしょうか。どうでしょう?


 ユウシュンランは、もともと新種 Cephalanthera subaphylla Miyabe et Kudô  として発表されたものですが、変種とする説を採用する(YListなど)ことが多いようです。
 しかし、日本のランハンドブック ① 低地・低山編」(文一総合出版) が最近出版されましたが、ここでは、次のように書かれています。

  葉とともに花の形態が異なっているため、独立種とするのが適当である



 
カウンター

タグ:4月 ユウシュンラン

白いフデリンドウ もっとお見せします。

2017.04.25 13:31|山野草・4月
昨年までに撮ってあった、白いフデリンドウをお見せします。 奥山でもうすぐ開花すると思います。
普通のフデリンドウが里山など暖かい場所に多いので、 開花も少し早いようです。

 





タグ:リンドウ科 リンドウ属 フデリンドウ 4月

ユウシュンランはギンランの変種でいいの?

2017.04.22 07:45|野生ラン・5月

2012/6/16の記事を改めて掲載します。

 ユウシュンランをギンランの変種とする説が、今は大勢であるようです。 ギンラン(左)とユウシュンラン(右) ギンラン(左)とユウシュンラン(右) 学名を当てると、
ギンランは Cephalanthera erecta var. erecta
ユウシュンランは Cephalanthera erecta var. subaphylla となります。
 また、ギンランの品種 Cephalanthera erecta f. subaphylla に過ぎないとする説まであります。 (World Checklist参照)

   しかし、もとは独立した1種として、1932年に、宮部金吾・工藤祐舜両氏によって、和名ユウシュンラン、学名  Cephalanthera subaphylla Miyabe et Kudo で発表されています。
 それが、どうして変種とか、品種とかにされたか、どうも合点がいきません。 しかも、身近にギンランとユウシュンランとを見比べることのできる、日本人によってです。

 自分で撮りだめした写真と手許の図鑑(*)をもとに両方を比較してみました。
地上部の高さ  ギンランが大きいものは30cm近くなるのに対して、ユウシュウランはせいぜい10数cmです。
 ユウシュンランの方は、1~2枚で、小さく、膜質で、いかにも貧弱です。
 ギンランは、3~5枚の葉をつけますが、大きくて、革質で、縦じわがあり、濃い緑をしています。
 光合成する能力は、格段にギンランが優れているといえます。
花の数  花の数は、ユウシュンランは普通2~3個です。少ない場合は1個、多くても5個どまりです。
 ギンランは、平均的には5個前後の花をつけますが、多いときは10数個の株もあります。 小さい株では、1個の花しかつけないこともあり、逆に、相当大きな株でも、花をつけないこともあります。
花の咲き方 ギンランの花は、花柄子房を180度捻って横向きになり、唇弁は下位になります。 しかし、ほとんど開かず、僅かに唇弁が覗く程度です。
 ユウシュンランの方は、お互いの唇弁をつき合わすようにして、上向きに咲きます。そして、ギンランと比べると、良く開くのも特徴のひとつです。
菌への依存度 ランは、全般に菌への依存度の高い植物ですが、キンラン属は特にその傾向があります。
 さらに、ユウシュンランはギンランよりもずっと依存度が高く、腐生ランに近い性質をもっているようです。先に②で書いた葉の違いも、そのひとつです。
 もうひとつ、ユウシュンランは小さな株でも最低1つは花を咲かせることです。つまり、地上に現れるのは、光合成するためではない。花を咲かせ、実をつけるためです。 それまでは、地下で菌に頼って養分を蓄えているわけです。

 ユウシュンランはギンランの変種あるいは品種ではなく、1932年に新種発表されたときの、別の種とする説に復帰すべきだと思うのですが、素人考えに過ぎないでしょうか。

 

追記:(2015/4/24)
カラー版 野生ラン(家の光協会出版) および 日本のランハンドブック ①低地・低山編では、変種ではなく独立種としています。


カウンター

タグ:キンラン属 ギンラン ユウシュンラン 見分け方

青いギンリョウソウが今年もでた。

2017.04.20 07:32|山野草・4月

昨年、撮ったもの。

 
 今年も、青いギンリョウソウが出ました、と友人のM.M.さんからお知らせがあった。  昨年は私も実物を見せてもらったが、場所は同じところだというから、毎年、 こんな青い色をしていることになる。
 上の写真は今年のもので、左の写真は昨年のもの。いずれもMMさんが提供してくださった。
 普通のギンリョウソウは透き通るような白さだが、これは白い色素が含まれているのではないそうだ。 その証拠に潰したら白い色は残らない。 無色透明の水を氷にして、かき氷にすると白く見える。泡立ても白く見える。その原理だそうだ。
 しかし、この青く見えるのは色素じゃなかろうか? 判らないが、面白い。





タグ:イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属 ギンリョウソウ 4月 5月

ユウシュンランが出てきた。

2017.04.19 09:58|山野草・4月

 
 ユウシュンランが出てくると、いよいよ春も盛りという感じがする。
 自生地を訪ねてみたら、4・6本姿を見せてくれたが、花はまだ咲いていなかった。
 多くは蕾が二つで、少し元気がないように見えたが、 もともと、このランはひ弱な感じがする植物であるから、これで良かろう。 ギンランと比べると、葉も少ないし、光合成する力も一段と弱いに違いない。
 しかし、花はギンランよりも開く。ギンランよりキンランに近いという見解もうなずける。









タグ:ユウシュンラン

ヒメフタバラン、奥山でもピーク!

2017.04.17 08:32|野生ラン・4月

 
 もう少しかな?と思いながら行ったら、ヒメフタバランが開花ピークを迎えていた。
 暖かい地方では、ずった前から咲いているようだが、奥山の寒い場所では開花が遅れる。
しかし、ここ数日の暖かさで急速に開花が進んだのかも知れない。あるいは私が時の流れから少し取り残されているのかも。
 株数も増えているようだし(踏みつけないように注意しないといけない)、自生地も拡がっているようだし、良かった、良かった。




タグ:サカネラン属 フタバラン属 ヒメフタバラン

神社はランの宝庫

2017.04.13 07:38|野生ランいろいろ

 
 近くにある神社の森は、ランの宝庫だ。小さな鎮守の森で、50m四方もあろうか。
 とくに菌寄生ランがある。ハルザキヤツシロラン、ムヨウラン、ツチアケビがあるが、まだ現れていなかった。 ツチアケビは、昨年の果実が真っ黒になって立っていた。 鳥が食べて、タネを運んでくれたら良いのだが、うまくいかなかったようだ。 ここのツチアケビは、毎年花を咲かせてきた。4、5年も健在だから、今年も必ず出ると期待している。
 シュンランもあるが、まだ咲いていなかった。
 セッコクとフウランが落ちていた。樹についているのもあるはずだが、見上げても見つからない。
老人の目ではとても無理だし、見つかっても写真に撮るのは難しい。近頃は、上を見るのは止めた。 首は痛くなるし、ふらついて転びでもしたら笑い者になる。余計なことはしないことだ。









タグ:4月

マツラン、庭木で咲く

2017.04.12 11:11|野生ラン・8月

 
 庭木のビャクシンで、マツランが咲き始めた。別名をベニカヤランというが、この名前で呼ばれることが多いかな。
 庭木で咲くのは早いから、山ではもっと遅くなるだろう。
 いつも思うことだが、このランは迷彩服を着たようで、冴えない。葉に紅紫色の斑点があるし、花にもそれがある。 花がどこに咲いているのやら、判然としない。
 花は葉っぱが変化したものだそうだが、ふつう、花は、できるだけ目立とうとする。葉が緑色しているから、 花は黄色だったり、赤かったり、白かったりすることが多い。花粉の運び屋のチョウやハチの目を惹きつけようする。
 ところが、マツランときたら、反対に、目立たないようにしている。









タグ:4月 マツラン

シュンランもいろいろ

2017.04.10 07:04|野生ラン・3月
   本格的な、春になってきた。友人の案内で、シュンランを見てきた。
 カンランほどではないかも知れないが、シュンランにも、よく見ると、いろいろな変化がある。
 典型的なシュンランの花は、花弁は緑色で、唇弁は白地に赤紫の模様が入っている(写真A)。
 側花弁の中央、縦に赤紫色の線がはいったのもある(B、C)。
 花の色が黄色がかったのもある(C)。これは、緑色が抜けた結果、黄色に見えるのだろうと思う。
 赤い花(D)もあるが、、これは牧野植物園に展示されていた鉢植えを撮ったもので、 園芸品種の銘品である。これも、元は野生のものだったろうが、こんなのが山で見つけるのは、夢のまた夢というものだ。
 写真Bは、花弁がほっそりしている。この様に花弁が細長いのは、葉っぱも幅が狭い。ホソバシュンランの特徴である。
 なお、唇弁に模様が入らない、素心というのもあるが、これがなかなか見つからない。上から見たら、素心だ、と見えたのも、 よくよく見ると赤紫の点がある。




タグ:4月 シュンラン

カモシカとにらめっこ

2017.04.09 07:43|動物、鳥


 カモシカに出会ったのは、2009年のこと。
 奥山の林道を車で走っていてカモシカに遭遇した。 車を停めて、カメラを取り出して、2度シャッターを切りましたが、その間カモシカもこちらを興味深げに観察している様子でした。 シカなら一目散に逃げて撮影などできないのですが、カモシカは天然記念物に指定して大事にしているので、人懐こいでしょうね。 最近はこれも大分増えてきているみたいですから、今に害獣に指定されるかも知れない、カモシカさん。

 近年は、カモシカにもあまり出会わないような気がする。どうもこちらの行動力が弱ったようだ。




タグ:4月 カモシカ

03 ← 2017/04 → 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

記事の分類

検索

記事一覧

月別アーカイブ

リンク
















Author: hisa
“ 天気予報 ”


-天気予報コム- -FC2-

“ amazon ”