四国のコバイモ 三姉妹

2017.03.31 23:53|3月の山野草

2015/3/31 の記事を改めて掲載しました。

アワコバイモ トサコバイモ トクシマコバイモ


 四国には、コバイモが3種分布しています。
 アワコバイモとトサコバイモ、トクシマコバイモです。香川、愛媛、徳島、高知の4県のうち徳島県がアワ、トクシマと2種の名前をとって、残りの1つトサが高知県です。香川、愛媛には分け前なし。
 一番数も多く、広く分布しているのがトサです。トクシマはアワとトサの雑種ということで、個体数も少ないようです。
追記:(2017/4/1)
トクシマコバイモを雑種とするのには、異論もあるようです。どなたか詳しい方はお教えください。









タグ:3月 コバイモ

キバナシロタンポポ

2017.03.31 19:10|3月の山野草

2015/3/13 の記事を改めて掲載しました。

農道わきに20株ほどのタンポポが花を咲かせていましたが、すべてキバナシロタンポポでした。

 キバナ(黄花)なのにシロタンポポ(白タンポポ)って、ちょっとおかしな名前のタンポポです。
 2009年発行の高知県植物誌には、このタンポポは登場していない。何年も、たくさんの人が野山を駆け巡ったのに、一株も見つからなかったという訳です。
 ところが、2010年に始まった「タンポポ調査・西日本」でキバナシロタンポポが高知県で見つかった。それも一株、二株というのではなく、たくさんあるということは、急激に増えたというよりは、高知県植物誌の調査の時点でも生えていたが、気づかなかったというべきでしょう。

 今日近くのキバナシロタンポポの自生地を訪問しました。
 直径100mの円周の中に納まるぐらいの範囲に、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ、そしてキバナシロタンポポの3種類のタンポポが花を咲かせていました。
 ここではキバナシロタンポポがシロバナタンポポより優勢で、その割合は3:1ぐらいだと見積もりました。
 また、この2種類が混ざりあって生えているのではなく、それぞれが距離を置いて住分けている様子でした。


 

タグ:3月 タンポポ

着生ランの果実は、一か所が大きく割れる

2017.03.30 09:47|野生ランいろいろ

2016/3/12 の記事を改めて掲載しました。

左から、カヤラン、カシノキラン、クモラン 左から、カヤラン、カシノキラン、クモラン

クロムヨウラン クロムヨウラン

 
 着生ランの果実は、一か所が割れて、そこから、タネを散布するものが多いように思う。
 わずか、カヤラン、カシノキラン、クモランの3種を観察しただけのことだから、偉そうなことは言えないが。
 クロムヨウラン(写真左)の果実を見ると、6カ所が裂けている。これがラン科の普通の姿だのようだ。
 もう一つ、花が咲いてから、種まきまでの期間が、地生ランの比べて長い傾向がある。
 カヤランは春に咲いて、翌年の春に種まきをする。開花と種まきが同時ということもある。
 カシノキランは、翌々年の春にタネを撒く。2年間も蓄えていることになる。
 クモランは、7月に咲いて、翌年の春に種まきをしている。








タグ:3月

 シュンラン 女雛、こんなに山で出会ったら

2017.03.29 07:45|シュンラン属

 
 日本春蘭 女雛(めびな)、牧野植物園のカンラン展示室の入り口に、鉢が置かれていた。
 こんなのに、山で出会ったら、写真を撮るだけで済むだろうか、
 「お前が採らなくても、誰かに採られる」という誘惑に勝てるだろうか。
 この女雛は、相当古くからの有名な園芸品種だと見えて、ネット販売で1万円足らずで手に入る。 だから、罪の意識に苛まれて、山のある(夢のような話だが)を引き抜くことはないのだが・・・










タグ:3月

 ホソバシュンラン

2017.03.28 13:13|シュンラン属

2009/3/19 の記事を改めて掲載しました。

 
 ホソバシュンランは、四国東部の一部に自生するシュンランの品種です。
 意外と簡単に最初の1株に出会いましたが、これは急斜面に生えていて、花の後姿しか見ることができませんでした。 写真の株は道路ぶちに立ってカメラを構えることができる理想的な場所。しかも、2輪咲いていました。
 ホソバシュンランは確かに普通のシュンランに比べて葉は細い(幅が狭い)のですが、「2・3mm」と書いた本もあれば、「4mm以下」としたものから「5mm以下」とするものまで、いろいろです。
 3mm幅の葉は見当たりませんでした。狭いものでも4mmほどで、5・6mmのものもあるようでした。
 近くには普通のシュンランも生えており、開花時期は同じですから自然交配で中間的な種類が増えている可能性もあるかもしれません。









タグ:3月 シュンラン

 オドリコソウとヒメオドリコソウと

2017.03.27 07:35|3月の山野草
上左:オドリコソウ、右:ヒメオドリコソウ
下左:イヌノフグリ、右:オオイヌノフグリ
上左:オドリコソウ、右:ヒメオドリコソウ
下左:イヌノフグリ、右:オオイヌノフグリ
 身近な所にも、たくさんの外来種が入ってきて、繁殖し、帰化している。中には、同属の在来種を駆逐しかねないものまである。
 一目見たとき、これは帰化植物だなという、在来種にない雰囲気があって見分けることができる。
 いま盛んに花を咲かせているオオイヌノフグリは帰化で、散歩していると、至る所で出会う。在来種のイヌノフグリのほうは、花もより小さく、ほとんど見ることができない、絶滅危惧種である。
 ところが、例外もある。オドリコソウとヒメオドリxコソウとを並べたら、前者が帰化で、後者が在来種だと感じないだろうか。オドリコソウは華やかで、あちらこちらで道脇を飾っている。ヒメオドリコソウは花は地味だし、出会うことも少ない。









タグ:3月 オドリコソウ イヌノフグリ

セイヨウタンポポは、低姿勢じゃないか

2017.03.25 09:35|3月の山野草

 
 近くの畑で、シロバナタンポポセイヨウタンポポとが咲いている。
 いまは、両方の開花期が重なる時期だから、こんな風景は良く見られる。 シロバナのほうは、4月の後半になると、花はだんだん消えて行って、セイヨウだけの世界になる。
 セイヨウは、外来種で分布範囲を拡げているが、在来種のシロバナを駆逐するようなことはしない。 シロバナが咲いている早春には、見せ場をシロバナに譲って、頭(頭花)を地面に着くほど低くしている。
 人間に、そう見えるだけで、セイヨウのほうは、そんな事は考えていない。 ただ、寒い時期には地面に蹲っている方が、暖かいだけのことで、 結実してタネを飛ばす時が来れば、花茎を伸ばせば良いのだ。









タグ:3月 キク科 シロバナタンポポ セイヨウタンポポ

 コイヌガラシ、発見

2017.03.24 17:04|3月の山野草

茎の頂部の花が咲いている。 果実は葉腋につく。柄はない。

 
 コイヌガラシが見つかった。

 家の近くで、よく歩く散歩のコースの一つにもなっている、車道の側で、田圃の畦に生えていた。
 いろいろな草が生えるので、これまでも観察していたのだが、コイヌガラシを見たのは今年が初めてだ。

 高知県には、イヌガラシ属(アブラナ科)は、7種ほどあるが、コイヌガラシは珍しい。 高知県中央部と東部では、一か所しか記録されていない(高知県植物誌 2009年)。
 この種の一番の特徴は、柄のない果実が葉腋につくことだ(写真左下)。

追記: (2017/3/27)
 Kさんの調査で、今は、南国市、香南市、香北市にわたる広い範囲に分布していることが判ったそうだ。 私が見た場所は、その分布範囲から、ちょっと外れた所に位置する。












タグ:3月 アブラナ科 イヌガラシ属 コイヌガラシ

ヨゴレネコノメ、 これぞ猫の目

2017.03.23 13:47|3月の山野草
 これが一番「猫の目」の名前にふさわしい。異論のある方もおられるとは思いますが。
 渓谷沿いの、薄暗い場所にあって、中心部が光っている。周りの葉は、緑よりは土色に近い。これが「汚れ」ている見られて、「ヨゴレ」などという汚名をもらったのでしょう。
 しかし、この汚れのお陰で、中心部が金色の光を発しているから、猫の目の雰囲気があるのです。

 「ネコノメソウ」の名のつくものでも、猫の目を連想させてくれるのはヨゴレネコノメソウ以外にはない、と言っても過言ではない。とくに、ヤマネコノメソウは、期待はずれ間違いなし、です。
以下5種をご覧ください。
  イワメコノメソウコガネメコノメソウシロバナメコノメソウタチメコノメソウヤマメコノメソウ

 オドリコソウ、花は小さくて、可愛い

2017.03.22 11:04|3月の山野草
セントウソウ

セントウソウ ミヤマセントウソウ ヒナセントウソウ

 
 セントウソウというのは、早春に咲く花の中でも、「先頭に咲く」とうことらしい。
 一番かどうかは、ともかく、今どき近くの山に入ると、道端のあちらこちらで見かける。 花は小さくて、ゴマ粒ほどのものだ。その為か、あるいは、どこかしこにあって、あまりにポピュラーな為か、人気はそんなにないようだ。
 しかし、拡大してみると可愛らしい。ここに載せたのは、白一色だが、中にはちょっと、紅をさすのもある。

   ミヤマセントウソウというのがある。小葉の幅が、セントウソウに比べて極端に狭いのが特徴だ。 花の形態などに違いがあるかどうかは、知らない。小さくて、見比べようがないから。
 ミヤマセントウソウより更に小葉の幅が狭いのがあって、ヒナノセントウソウとよぶ。
   この二つは、セントウソウに比べて、奥山に自生しているようだ。









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Author: hisa
“ 梅雨時に逆さ傘 ”

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