美味しそうな柿、食べてがいない

2016.11.29 20:15|昔むかし/子供のころ
   
 ちょっと、近くを一回りしたら、こんなに沢山の柿がとれた、カメラで。
 前に見たときより、赤味が増して、ほんとに美味しそうだが、誰も採って食べている様子はない。カキの数が減っているようには見えないから。
 ひと昔前なら、熟れるのを待ちかねて採って食べた。子供は他所のカキにまで手を出して、ちょっと怒られたりしたものだ。
 今じゃ、カラスも近寄らないみたいだ。カラスも田舎より街の方が美味しい食べ物にありつけるかもしれない。




ツチトリモチ、花なのか わからない

2016.11.26 09:26|11月の山野草

 
 四国には、ツチトリモチ科は3種あって、一番ポピュラーなのが、このトチトリモチだが、花の構造がどうも良くわからない。
 真っ赤な卵型の表面を覆っているのが花だ、ということになっている。だから、この赤い卵は、ツチトリモチの花穂とであり、花は微小で、無数(おそらく数千個)。
 この花は全部雌花であって、雄花はない。ここに写っているのは、すべて雌株である。それじゃ、雄株はどこだ? という疑問が起こるが、見つかっていないそうだ。 これは、おかしい。が、この話はまた後日。

   花(=雌花)は、花弁はなく、ほとんど雌蕊だけで、果実は1個、果実の中の種も1個という構造らしい。
 赤い卵の表面を埋め尽くしているのは、雌花というより、果実である、と言った方が当たっているような気がする。




キイレツチトリモチ、 雄花を観る

2016.11.24 11:00|11月の山野草
A 一つの根茎から3 - 10個の花茎がでる。

B 新しい花穂は白っぽい。 C クローズアップ D 古い花穂は茶色がかっている。 E クローズアップ

 
 キイレツチトリモチは、沖縄や九州南部にのみ自生するとされていたが、数年前に四国でも発見された。四国や九州、沖縄が陸続きであった太古から生き延びてきたものだろうが、最近になって人目に触れるようになったのは、地球温暖化の影響で繁殖しているためだろうか。
 四国には、ツチトリモチミヤマツチトリモチは分布していたが、新たに一種加わって、三兄弟になった訳で嬉しい。

 キイレツチトリモチの特徴は、卵型の花穂に雄花を付けることだ。花穂の表面が小さな無数の雌花で覆われる点では、ツチトリモチと同じだが、キイレの場合は、数個の大きな雄花が混じる。

 地下の根茎から3-10個の花茎がでて、先端に卵型の花穂がつく。花穂が新しいもの(写真B)は、全体として乳白色をしているが、これは、表面に密生している、小さな雌花の色である。
 雌花に交じって、数個の雄花がつく。これは、雌花に比べると極端に大きい。3(または2)枚の花被片と3(または2)裂の雄蕊からなっている。花柄が伸びているので、雄花全体は、花穂の表面から突き出ていて、良く目立つ。

 残念ながら、雌花の構造はクロースアップした写真でもはっきりしない。

 古い花穂(写真D)は、こげ茶色を帯びてくるが、これは、毛のような雌蕊が白色からこげ茶色に変色したためである。また、古い花穂では、雄花も萎んで黒っぽい塊になって見える。




 

ナギノハヒメカンラン、 牧野植物園にて

2016.11.21 16:35|シュンラン属
牧野植物園のカンラン展示室にて

花のいろいろ

 
 牧野植物園のカンラン展示室には、カンランに交じって、ナギノハヒメカンランが数鉢置かれている。
 これは、カンランとアキザキナギランとの自然交雑種であり、両者の特徴を併せ持っているが、どちらかと言えば、カンランに近いように見うける。
 もともとは、寒蘭の愛好家たちが山採りして、カンランの一種として栽培していたものではないかと想像するが、花も葉っぱの姿かたちも銘品とは言い難いように思う。しかし、カンランもアキザキナギランも珍しくない大昔であっても、珍品であったことは間違いない。自然界ではそうそう頻繁に交雑が起こるとは思われないから。
 今では四国の山で、これが見つかることはないだろう。アキザキナギランはほぼ絶滅状態であるし、カンランの方も開花株はほとんどない。両者が山で同時に、近くで花を咲かせているなどありえない。
 展示室に飾られている、ナギノハヒメカンランは、人工的に交配して育てたものだろうと推察している。




  

アキザキナギラン、牧野植物園 展示室にて

2016.11.17 11:35|シュンラン属
アキザキナギラン @牧野植物園 カンラン展示室

アキザキナギラン ナギラン(野生)

 
 牧野植物園のカンラン展示室に、土佐カンランがずらーっと並んでいる一角に、アキザキナギランが一鉢おかれている。
 カンランが山で咲いていたら、奇跡としか言いようがないが、このアキザキナギランも自生のものには、お目にかかれない。おそらく四国では、「野生絶滅」だろうと思う。探して写真を撮ろうなどという執念は、とうの昔に捨てている。だから、毎年今の時期には、この展示室を訪問している。

 ナギランは山でよく見かけるが、これは夏に咲く。アキザキナギランは文字通り秋に咲く。 カラー版 野生ラン(家の光協会出版) では、変種としていたが、最近でた 日本のラン ハンドブック ① 低地・低山編 では、別種とされている。
 写真で見比べても判るように、花の色形も、株の姿形も違う。やはり別種として扱う方に賛同したくなる。









 

土佐カンラン、勢揃い

2016.11.15 12:51|シュンラン属
カンラン展示室@牧野植物園

土佐カンラン、紅の綾(べにのあや)

 
 高知県では、今年も、土佐カンランがあちらこちらで満開だ。
 近くの里山で・・・というのであれば、もう言うことなしだが、そうはいかない。ここは、牧野植物園のカンラン展示室。土佐カンランを中心に、銘品・無銘品が並ぶ。

 大昔、野根(高知県の太平洋側)には、カンランが沢山あって、開花期には、その香りが沖合の漁船まで匂ってきたそうである。その時期の、高知県の野生のカンラン株は無数と言ってよいほどだったろう。
 今は、カンランの本場である高知県でも、野生のカンランは絶滅状態(CR)である(CR=野生絶滅に最も近いランク)。子株はときには見つかることもあるが、開花しているのを目にすることは絶望的である。銘品のでたツボは、地面を掘り返して、地上に現れる前のリゾーム(地下茎)を採っていくらしい。 ヒトに好かれたばっかりに、ひどい目にあっている。

 しかし、・・・展示会場や友人のラン小屋にずらーっと並んで花を咲かせているカンランを見て思うことがある。大昔、花を咲けせていた野生のカンランと、いま現在、愛好家の咲かせているカンランと比べて、どちらが多いだろう?  統計をとることなど今更できないが、多分、後者じゃないかと推測(?)する。
もしかしたら、カンランは絶滅危惧種なんかじゃなくて、ヒトを使って繁殖する形に進化しているのじゃないか。




 

ツチトリモチ、赤き血潮の冷めぬまに

2016.11.14 11:41|11月の山野草

2009/11/17 の記事を改めて掲載しました。

これは雌株だそうです。花婿募集中ってところですか。  
 ツチトリモチはちょっと花というよりはキノコの感じがします。下の方のやや白っぽい部分が葉っぱで、あとは全身真っ赤っか。
クロキ、ハイノキなどの根に寄生して生活しているので、緑の葉はありません。自分では陽の光で光合成という苦労することなく、日陰者の暮らしです。その点でもキノコに似ていますが、立派に沢山の花を咲かせます。
 球体の方面を覆っているブツブツのひとつひとつが花だそうです。しかし私は開花しているのをまだ見たことがありません。
 ツチトリモチは雌雄異株だそうで、私たちの目にするのはすべて雌株で、雄株はまだ見つかっていないとか。ほんとかなぁ?
このなに沢山の雌花をつけても彼がいなくちゃあだ花じゃないか。ぜったいそんなはずはない、どっかに潜んでいて通っているはずで、ヒトが知らないだけじゃないか、と思うが・・・




カンラン いま、花ざかり

2016.11.12 09:08|シュンラン属

2012/11/14 の記事を改めて掲載しました。

花を咲かせる日は来るか? 花を咲かせる日は来るか?  今、カンランが花ざかりです。といっても、近くの里山で見てきたという訳ではありません。もし、花を付けたカンランを見つけたら、それが趣味人なら見向きもしないような花でも、私にとっては、大発見です。 すぐにカメラを持って駆け付けてくる友人も一人や二人ではありません。
 昔は、野根はカンランの有名な産地のひつつですが、その沖合の漁船にまで、花の香りが漂ってきたそうです。当時の人は、山に入って花を見て、気に入ったものだけを採ってきたことでしょう。でも今は開花株などありません。地表に芽を出したとたんに、掘り返されて、ひかれてしまいます。
 近くの山にカンランが、ぼつぼつ生えています。銘品を出した実績のあるツボではありませんから、芽を地上に出す前に、掘り返してホルモン(?)を探すほどの荒れようではありません。何年か先の今頃、そこに行ったら、ひと株がひっそりと花を咲かせている!、そんなことを夢見ています。

   先日、宿毛の寒蘭展が時報じられていましたが、土佐寒蘭の本場だけに、自慢の銘品ばかり並んでいたことでしょう。高知県では、あちらこちらで展示会ありますから、簡単に、花と香りを楽しむことができます。が、私が一目見たいのは、山の地面に根を張ったカンランが咲かせた花 !




柿が赤くなれば医者は青くなる?

2016.11.10 19:35|いろいろ

2015/11/13 の記事を改めて掲載しました。

 町内を自転車で廻っていると、柿がたくさん熟れている。今年も豊作とみえる。
 写真を撮っていると、家のご婦人が出てこられて、
「取っていきなさい」と仰る。毎年カラスが来て喰ってしまうそうである。
 昔は、子供が良く食べた。隣の家の柿まで取って、怒られたこともあった。
 大人にとっても大事な栄養源であったかもしれない。 柿が赤くなれば医者は青くなる、というのは、現在は通用しないようだ。




クロヤツシロラン これから種まき

2016.11.08 11:20|オニノヤガラ属

2012/11/12 の記事を改めて掲載しました。

白い糸くずみたいなのが、タネ  クロヤツシロランは、秋に咲きます。今は、花は終わり、果実になって、その果実が割れて、タネを蒔こうとしています。
 前にも書きましたが、クロヤツシロランの花は、地面にくっ付くように咲きますが、結実すると、花柄(茎ではない)がぐんぐん伸びて時には4・50cmにもなります。少しでも遠くへタネを飛ばそうとしているのです。
 タネは、白い糸くずのようですが、縫い糸よりも、もっともっと細い。細いということは、風に乗せて飛ばすのに都合が良いでしょう。また、小さいと、ひとつの果実の中に沢山のタネを詰め込むことができます。そのタネの数はというと・・・ ご覧の写真から推測してください。このうちの一つでも発芽すれば、大成功と言えるでしょう。このランも、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という戦略をとっているように思えます。




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Author: hisa
“ 梅雨時に逆さ傘 ”

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