ホームページ「四国の野生ラン」に
いつ咲く?
というページを作った。
四国にある野生ランを、開花順にカレンダーに並べたものである。それを見ると、春一番にシュンランが咲き、カンランが秋遅く咲いて取りを務める。
しかし、暦は人が作ったものであって、季節は巡る。春が咲きで秋が後、とも言えるし、秋から冬を越して春が来るとも言える。
ぐだぐだ言わずに結論を言えば、カンランが早く、シュンランが遅れて咲く。
上の写真で、左上はシュンランで4つの花芽が見える。左下がカンランで1つだけだが確認できる。両方とも昨年9月18日に撮ったものである。生えている場所も100mとは離れていない。
シュンランは、今年4月22日開花していた(写真右)。4つあった花芽は途中で腐ってしまった。カンランのほうは、虎の子の、たった一つの花芽が腐ってしまった。
シュンランもカンランも花芽ができる時期はほとんど同時であろうと推測される。冬は花を咲かせるには不適当な時期だから、カンランは早々と秋に咲く(写真を載せられず、残念)。シュンランは、蕾のまま寒い冬を越して、暖かくなる春に咲く。