カゲロウランとヤクシマアカシュスランは、他人の空似

2015.11.27 20:03|野生ランいろいろ
左=カゲロウラン、 右=ヤクシマアカシュスラン 左=カゲロウラン、 右=ヤクシマアカシュスラン

ヒメノヤガラ ヒメノヤガラ

 
 カゲロウランとヤクシマアカシュスランは、9月から10月にかけて咲く。ラン科の花としては、しんがりを務める。
 生えているのも、海に近く暖かい、似たような場所である。
 そして、この二つは良く似ている。瓜二つと言っても良いぐらいだが、別の属だとう。カゲロウランはキヌラン属で、ヤクシマアカシュスランはヒメノヤガラ属である。
 図鑑を見ても、 カゲロウランとヤクシマアカシュスランとの見分け方をこまごまと書いている。属が違えば、一見して区別で着るのが普通なのに。
 ヤクシマアカシュスランとヒメノヤガラについては、違いを書いたものはない。素人でも一見して判る。似ている所を探すのに苦労するほどだ。
 しかし、DNAを調べると、カゲロウランとヤクシマアカシュスランは遠く(他人の空似)、ヤクシマアカシュスランとヒメノヤガラは近いという。


   

ヒメノヤガラとヤクシマアカシュスランが同属だって!?

2015.11.19 09:56|ヒメノヤガラ属
ヒメノヤガラ

ヤクシマアカシュスラン

 
 今年の5月に出版された 日本のラン ① 低地・低山編 を見ると、ヤクシマアカシュスランがヒメノヤガラ属になっている。 これもDNA検査の結果ということだが、ビックリする。
 ヤクシマアカシュスランは古い図鑑 カラー版 野生ラン(家の光協会出版) では、シロスジカゲロウラン属とされていた。見た目にも両者はまったく違う。ヒメノヤガラは腐生ランで緑の葉っぱがないこともあるが、どこを探しても似たところがない。
 マヤランやモイワランも腐生ランだが、同属のシュンランやサイハイランに花の形は似ているのに、なぜだ、と思うが・・・



      


フウランが バンダの仲間入りだって !

2015.11.16 20:27|フウラン
フウラン Vanda falcata

Vanda coerulea Angraecum sesquipedale

 
 フウランがバンダの仲間入りした。
 今年5月に出版された 日本のラン ハンドブック ① 低地・低山編 を見ると、フウランの学名が Neofinetia falcata から Vanda falcata へと変わった。つまり、属が Neofinetia から Vanda へ移されている。

 おなじみのバンダVandaといえば、洋ランの中でも豪華な花で、展示会でもひときわ目立つ(写真左上)。
 一方、フウランは小さな姿で、純白の花が咲く。日本人好みで、富貴蘭(フウキラン)と呼んで、江戸時代から愛されてきた。だから、両者が同一の属であると言われても、感情的にはしっくりこない。

 「日本のラン ハンドブック」には、 「DNA]を用いた解析の結果、Vanda属とすることが適当である」と解説されている。いかに見かけが違っても、DNAで同じだと言われれば、素直に従うほかない。また、そう言われて見れば、葉などの姿形は似ている。
 花は、形も色彩も違う。まったく別属のAngraecum属(写真左下) のほうに、より近い。「日本のラン ハンドブック」の解説によると、フウランは 「白い花色、長い距、甘い香り、これらの形質の組み合わせは、夜行性のガに花粉媒介をゆだねる種の特徴」を持っている。同じように、夜行性のガに花粉媒介をゆだねる Angraecum属 と同じような色形の花に進化した、ということらしい。


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Author: hisa
“ 梅雨時に逆さ傘 ”

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