ムカゴサイシン 今どきの姿は

2013.06.22 05:50|ムカゴサイシン
3本の花茎と6つの葉っぱが見える。 3本の花茎と6つの葉っぱが見える。  梅雨のちょっとした合間に、ムカゴサイシンを見てきました。
 花はみんな終わって果実になっていましたが、茎のもとや近くに新しい葉っぱが出始めていました。
 ムカゴサイシンは「葉見ず、花見ず」といわれるやつで、花が咲いている時期には葉っぱはまったくありません。花が萎んで、子房の部分が膨らんで果実になるころになってから、葉が地上に現れます。この梅雨時が丁度その時期です。

ガンゼキラン 群落も消える

2013.06.20 08:08|ガンゼキラン
 ガンゼキランが花を咲かせていました。少し離れて、もう一株だけ花を付けていましたが、あとは貧弱な小さなものが4株ほど見えるだけ。
 10年ほど前に来た時は、ここはガンゼキランのちょっとした群落でした。地元の人が手入れをしているらしいとのことでしたが、葉っぱが繁って地面が見えないほど。でもその時は時期違いで花は見られませんでした。
 今年、昔の記憶をたどってやっとその場所に辿り着いたものの、この寂しい光景です。ガンゼキランの花が一面に咲きほこって、さぞや美しかろう、と期待していたのに。
   地元の人の話では「採られた」とのこと

 最新手にした○○植物研究会のニュースレターを見ていたら、こんな記事がありました。  ・・・杉林の中に群生しているガンゼキランを観察した。まだ開花には少し間があったが、たくさんの蕾が今にも咲きそうに木漏れ日の中で輝いていた。それにしても見事な大群生であった。いつもでも大切に現状維持がなされてほしいと願った。・・・
 「見事な大群生」も、大勢の人が来て「一株ぐらいいいではないか」と採っていくと、やがて消えてしまうじゃないかと心配です。    

ビワ熟れたけど

2013.06.14 07:12|昔むかし/子供のころ
 歩いていても、車の車窓からも、良く熟れたビワの実が目につきます。今年は豊作かもしれません。
 子供のころ、つまり、65年ほど前のころは、ビワが熟れるのを待ちかねて、木に登って食べたものです。
 家の近くに、何本かビワの木があって、その一つは大木でした。これに登って、採っては食べ、採っては食べたものです。もし落ちたら大変なことになりますが、この木は粘りがあって、ポッキと枝が折れることはありません。

 今の子供はこのような楽しみは知らずに大人になる。ほかに面白いことがたくさんあるし、美味しいものも店で売っていますから。  

エンシュウムヨウラン 咲く、咲かないは勝手

2013.06.10 04:21|ムヨウラン属
 ラン科の中でもムヨウラン属は、花が大きく開かないものが多いようです。この点で人間を悩ませるし、この特徴をとらえて、種別を判定に使う手もあります。
 クロムヨウランは開かないほうの代表です。「クロムヨウランは開かないで結実する」と、決めつけた説もあります。開花するのは変種として トサノクロムヨウラン と名付けました。

 エンシュウムヨウランについても、諸説あって、ある先生は「筒状でほとんど開かないか斜開し・・・」と言う。
 エンシュウムヨウランの命名者は、産地で見た様子を次のように書いています。(ムヨウランの1新変種エンシュウムヨウランを巡る問題 津山尚 1982
花は広く開いていて、花被片の先端が多少外方に反り返っているものもあったが、多くは半開状であった。 半開状というのは3つの場合があって、満開前のものと、満開時を過ぎているものと、 もう一つは花期が丁度梅雨期に当たるので、花被片が雨滴や霧の水分を含みその重さで満開せずに終わるものとがある。
 私がこれまで見てきた多くは、唇弁の先端をわずかに覗き見る程度です。これは「筒状」と呼ぶのが妥当かと思います。
 しかし、命名者は「多くは半開状であった」と書いています。
 筒状=半開状とすることが許されるならば、命名者が見た産地の状態と、私が見慣れている自生地のそれとが一致するのですが、どうでしょうか。

 ランに限らず、花を咲かすのは人を喜ばすためではないことだけは確かです。開かなくてもタネをつくり、子孫繁栄ならメデタシ、メデタシ。    

オオキンケイギク 御用だ!

2013.06.07 18:23| 山野草
 オオキンケイギクは、北アメリカ原産のキク科の植物です。今、車で走っていても良く目につく華やかな花です。
 明治中期に導入されたものが野生化して日本中に広がっているそうです。
 特定外来生物に指定されていて、指定された生物を飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどを原則禁止して、違反した場合、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます、とのこと。恐ろしいですね。
 写真のオオキンケイギクは、ビニール紐で縛られていますが、傍を走る車に傷みつけられないようにと配慮してのことか。見せしめに縛り付けられている様にも見えますが・・・

フウラン 地面に落ちたら助からない

2013.06.04 06:27|フウラン
 フウランといえば、だいぶ前に世界らん展でトップの賞をとったこともある、見事な花です。が、ご覧のように地面に落ちるとみじめです。
 着生ランで、樹皮にくっついていて、台風が来ても引きはがされることはありませんが、木の枝が腐って落ちてしまうと、運命を共にせざるをえません。
 フウランに限らず、着生ランは地面に落ちると、一年ももたずに腐ってしまいます。しかし、これを拾って帰って、庭木に縛り付けておくと、新しい根が樹皮にくっついて伸びます。翌年には花を咲かせてくれるでしょう。
 
 間違っても、地面まで落ちないものは決して採らないこと。倒木の、地面から離れた枝にくっついているフウランは、そこで花を咲かせてくれます。これなら、まじかに見て、カメラに収めることができます。

かわいそうなガンゼキランって思いますか

2013.06.02 08:13|ガンゼキラン
 先日の金曜日、はるばるお隣の県まで行って、ある道の駅で、友人と落ち合うことになりました。
 そこに、いわゆる山野草とよばれるものが展示即売されていました。ウチョウランやセッコク、フウラン、ナゴランなど。そのなかにこの定価1000円也のガンゼキランもありました。
 
 今日は日曜日。一人の男(女でもよいですが)が「ガンゼキランとは、珍しい! ひとつ我が家の庭に植えよう」と思って、買って帰った、とします。
 このガンゼキランを持ち込んだ者が、その後で様子を見に来て、売れているのを知ったら、「売れたか! それじゃ、もう一株持ってこよう」となります。
 私の妄想、邪推の類かもしれませんが、貴重なランの自生地が消える一因かもしれません。
 店晒しになっている草花が可哀そうだという、心優しい方もいます。しかし、その一株を買ったら、その草花は助かるとしても、野生の一株が減る結果になるでしょう。
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Author: hisa
“ 梅雨時に逆さ傘 ”

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