ツチアケビ 実りの秋

2011.08.31 04:54|野生ラン・8月
花は、2006/6/29に、
実は、同年10/24に撮影。
花は2006/6/29に、実は同年10/24に撮影。
 今頃、山をうろついていると、ツチアケビの実が真っ赤に熟れているのを見かけます。日本のランの中では大形ですから、花の時も目立ちます。薄暗い林の中で黄金色に輝いているので、見逃すことはできません。
 しかし、なんといってもツチアケビがツチアケビらしいのは、果実期です。インターネットで「ツチアケビ」で画像検索したら、花の写真と実の写真と半々、あるいは実の方が多いかもしれません。
 「ランの写真を撮る」といえば、ふつう「花の写真を撮る」ことです。特にランの果実は、花の多彩なことに比較すると、どれも似たり寄ったりで面白みがありません。ツチアケビだけは例外です。

 ツチアケビの果実は裂開しません。他のラン科の果実は、裂けて小さなたくさんのタネを風に乗せて飛ばしますが、ツチアケビの実はいつまでたっても裂けることはありません。
 実の中には、ランとしては格段に大粒の種と澱粉がいっぱい詰っています。ウインナーソーセージのような実がたくさんなると、その重さに耐えかねて、花茎が地面に倒れこんでいるのが普通です。
 ツチアケビのタネを撒くのは、多分鳥や動物が食べて、糞としてばら撒くのではないか、と推測されます。

タグ:ツチアケビ 8月

サクラソウ科オカトラノオ属の4種

2011.08.06 01:24|山野草・8月
 右の写真は上から、オカトラノオ、ハマボッス、モロコシソウ、コナスビ。いずれもサクラソウ科オカトラノオ属で、春から夏に咲く花です。
 
 オカトラノオは、日当たりの良い草原に生えます。田舎の丘陵地から少し山深い細道の脇などで見られます。たくさんの花が密集して穂状になって、先端にいくに従って垂れ下がり、綺麗な白いカーブを描きます。
 
 
   ハマボッスは、室戸岬の海岸の砂地で見ました。岩の上にも生えていました。高知県植物誌を見ても、太平洋側の海岸線に沿って、室戸岬から足摺岬まで分布しています。
真夏のかんかん照る陽を受けて、人なら長居はしたくないような場所で花を咲かせますから、えらい!というほかありません。
 
 
 モロコシソウも岬の近くの山道の側で出会いました。常緑樹に覆われて、わずかに木漏れ日が差すような場所です。図鑑にも「海に近い山の木陰に生える」と書かれています。薄暗いようなところでも、この黄色い花はよく目立ちます。
 モロコシソウという名は異国風ですが、外来種ではない。しかし、「唐土草」と呼ぶにふさわしい風情があります。
 
 
 コナスビは、道端や丘陵地の日当たりの良い場所で地面に張り付くように茎を伸ばしていますが、日陰にもあって、そこでは立ち上がって草丈を伸ばしています。春から初夏にかけて、野山を歩くと、この黄色い花が点々とばら撒かれているように見えます。
 コナスビの名は、実を小さなナスビに喩えて付けられたそうです。
 
 

タグ:サクラソウ科 オカトラノオ属 オカトラノオ ハマボッス モロコシソウ コナスビ

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