ツチトリモチ、花なのか わからない

2017.11.09 05:26|山野草・11月

 
 四国には、ツチトリモチ科は3種あって、一番ポピュラーなのが、このトチトリモチだが、花の構造がどうも良くわからない。
 真っ赤な卵型の表面を覆っているのが花だ、ということになっている。だから、この赤い卵は、ツチトリモチの花穂とであり、花は微小で、無数(おそらく数千個)。
 この花は全部雌花であって、雄花はない。ここに写っているのは、すべて雌株である。それじゃ、雄株はどこだ? という疑問が起こるが、見つかっていないそうだ。 これは、おかしい。が、この話はまた後日。

   花(=雌花)は、花弁はなく、ほとんど雌蕊だけで、果実は1個、果実の中の種も1個という構造らしい。
 赤い卵の表面を埋め尽くしているのは、雌花というより、果実である、と言った方が当たっているような気がする。




タグ:ツチトリモチ属 ツチトリモチ

キイレツチトリモチ、 雄花を観る

2017.11.07 08:36|山野草・11月
A 一つの根茎から3 - 10個の花茎がでる。

B 新しい花穂は白っぽい。 C クローズアップ D 古い花穂は茶色がかっている。 E クローズアップ

 
 キイレツチトリモチは、沖縄や九州南部にのみ自生するとされていたが、数年前に四国でも発見された。四国や九州、沖縄が陸続きであった太古から生き延びてきたものだろうが、最近になって人目に触れるようになったのは、地球温暖化の影響で繁殖しているためだろうか。
 四国には、ツチトリモチミヤマツチトリモチは分布していたが、新たに一種加わって、三兄弟になった訳で嬉しい。

 キイレツチトリモチの特徴は、卵型の花穂に雄花を付けることだ。花穂の表面が小さな無数の雌花で覆われる点では、ツチトリモチと同じだが、キイレの場合は、数個の大きな雄花が混じる。

 地下の根茎から3-10個の花茎がでて、先端に卵型の花穂がつく。花穂が新しいもの(写真B)は、全体として乳白色をしているが、これは、表面に密生している、小さな雌花の色である。
 雌花に交じって、数個の雄花がつく。これは、雌花に比べると極端に大きい。3(または2)枚の花被片と3(または2)裂の雄蕊からなっている。花柄が伸びているので、雄花全体は、花穂の表面から突き出ていて、良く目立つ。

 残念ながら、雌花の構造はクロースアップした写真でもはっきりしない。

 古い花穂(写真D)は、こげ茶色を帯びてくるが、これは、毛のような雌蕊が白色からこげ茶色に変色したためである。また、古い花穂では、雄花も萎んで黒っぽい塊になって見える。




 

タグ:ツチトリモチ属 キイレツチトリモチ

ツチトリモチ、赤き血潮の冷めぬまに

2017.11.06 07:11|山野草・11月

2009/11/17 の記事を改めて掲載しました。

これは雌株だそうです。花婿募集中ってところですか。  
 ツチトリモチはちょっと花というよりはキノコの感じがします。下の方のやや白っぽい部分が葉っぱで、あとは全身真っ赤っか。
クロキ、ハイノキなどの根に寄生して生活しているので、緑の葉はありません。自分では陽の光で光合成という苦労することなく、日陰者の暮らしです。その点でもキノコに似ていますが、立派に沢山の花を咲かせます。
 球体の方面を覆っているブツブツの間に花があるそうです。しかし私は開花しているのをまだ見たことがありません。
 ツチトリモチは雌雄異株だそうで、私たちの目にするのはすべて雌株で、雄株はまだ見つかっていないとか。ほんとかなぁ?
このなに沢山の雌花をつけても彼がいなくちゃあだ花じゃないか。ぜったいそんなはずはない、どっかに潜んでいて通っているはずで、ヒトが知らないだけじゃないか、と思うが・・・




タグ:ツチトリモチ属 ツチトリモチ

ヤマハッカとヒキオコシと

2017.11.05 18:55|山野草・11月

2009/10/30 の記事を改めて掲載しました。

 ヒキオコシとヤマハッカは同じ属でよく似ており、隣り合わせに同時に咲いていることもあります。
 花の色はヒキオコシよりヤマハッカの方がやや濃いようですが、ヤマハッカにも白花もあります。
 ヤマハッカは雄しべと雌しべが花冠の中に納まっていて目立ちませんが、ヒキオコシの方は花冠から突き出てよく目立ちます。 
  葉はヤマハッカがヒキオコシより小さめで、鋸歯の数は5~10対で、先端に丸みがあります。ヒキオコシの葉は鋸歯の数が15対以上あり、先端は尖っています。
以上、勉強しだちのことを書き連ねました。

タグ:シソ科 ヤマハッカ属 ヤマハッカ ヒキオコシ

アキザキナギラン 展示室で咲く

2017.11.03 19:16|山野草・11月

2015/11/3 の記事を改めて掲載しました。

アキザキナギラン 2015/11/1 牧野植物園で撮影

ナギラン 2012/7/10撮影

 
 牧野植物園のカンラン展示室に立ち寄ると、アキザキナギランが咲いていた。土佐寒蘭の銘品の鉢が並んだ棚の片隅に置かれていた(写真上)。
 ナギランは夏に咲く(写真左)が、こちらは秋に咲くのでアキザキの和名が付けられている。前から手元にある図鑑 カラー版 野生ラン(家の光協会出版) では、両者は変種関係にされているが、最近でた 日本のランハンドブック ① 低地・低山編(文一総合出版) は別種としている。素人目にも別種のほうに同意したくなる。
 アキザキナギランの野生の姿は、まだ見たことがない(おそらく、これからもダメだろう)。









タグ:シュンラン属 アキザキナギラン

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