ホザキイチヨウラン 葉っぱが2枚が普通

2017.08.13 15:05|ホザキイチヨウラン
葉っぱが2枚。四国では、これが普通。 葉っぱが2枚。四国では、これが普通。

葉っぱが1枚のは珍しい。 葉っぱが1枚のは珍しい。

 
 ホザキイチヨウランで、「葉っぱが一枚とは珍しい」などと言うとヘンかもしれない。
 和名に「一葉蘭」とついているから、一枚が普通であって良いはずだし、 手元の図鑑 カラー版 野生ラン(家の光協会出版) にも「葉が1枚出る」と明記してあり、そこに載っている写真の株も葉は1枚だ。
 しかし、これまで沢山のホザキイチヨウランを見てきたが、多くの株は葉を2枚付けており、葉っぱ1枚というのは、むしろ稀である、と言って良い。四国など一部の地域に見られる現象かな?

 和名はホザキイチヨウランと名付けられており、学名も Malaxis monophyllos であるここから判断すると、原記載も「葉は1枚」となっているだろう。(monophyllos は「1枚の葉をもつ」という形容詞)
 タイプ標本が採取された地方では、1枚葉のものばかりで、2枚の葉を付けた株は皆無であったのだろう。



 

タグ:8月 ホザキイチヨウラン

ホザキイチヨウランは、360度捻って元に戻る

2017.08.12 07:55|ホザキイチヨウラン

2014/8/5 の記事を再度掲載しました。

ホザキイチヨウラン
360度捻って、唇弁上位
オオヤマサギソウ
180度捻って、唇弁下位
ホザキイチヨウランの仲間の外国産
捻らずに唇弁上位

 ホザキイチヨウランの特徴の1つは、唇弁が上になることです。 世界では約400種、日本では8種あるというヤチラン属に共通する特徴だそうです。
 しかし、ホザキイチヨウランのかわっているのは、唇弁を上にするために花柄子房を360度も捩じっていることです。

 唇弁が上になるか、下になるかは、花柄子房が捻じれるか否かにかかっています。
 ① まったく捻じれずにストレートにいけば自然と唇弁は上になります。左の写真では一番下がそうです。これはホザキイチヨウランと同じ属Malaxisの一種です。
 ② ラン科の花で一番多いのは唇弁が下になるものですが、唇弁を下にするためには、花柄子房を180度捩じる必要があります。二番目の写真オオヤマサギソウを見れば、花柄子房の捻じれが良く分かります。
 ③ ホザキイチヨウランのように花柄子房を360度捻じると、当然元の位置に戻ってしまいます。結果は、①の唇弁をまったく捩じらない場合と同じ唇弁上位となります。

 手許の図鑑には、7種のヤチラン属が載っていますが、唇弁上位という点では共通しています。
 しかし、ホザキイチヨウラン以外は、花柄子房をまったく捻らないストレート形の唇弁上位のように見えます。
 ホザキイチヨウランだけが360度捻って、仲間に調子を調子を合わせているわけです。




タグ:8月 ホザキイチヨウラン

ホザキイチヨウラン 種蒔きおわる

2015.10.29 10:32|ホザキイチヨウラン
たくさんの花を咲かせていたころ。 2014/7/20 撮影

タネを撒き終わって空になっていた。 2015/10/22 撮影

 
 高い山では、紅葉も落ち葉のほうが多くなっている。ホザキイチヨウランはどうなっているかと訪ねたら、無事に種蒔きを終わっていた。
 夏には、小さな花を沢山つけていたが、その内いくつ実を結んだことだろう。10分の1が結実したとしても、タネは微細で無数に入っているから、それを撒き散らすことができれば大成功といって良い。
 この花の得意技は、子房花柄を360度捻って、唇弁が上側にすることである。
 唇弁が上に付くのは、少数派とはいえ良くある。子房花柄を捻らずに素直に咲けば、唇弁は上になるはずである。180度捻ると、唇弁は下になる。360度の捻ると、もとの位置(上側)になる。
 なぜ、こんなことをするのだろうか? ホザキイチヨウランに聞かないとわからない。


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Author: hisa
“ 梅雨時に逆さ傘 ”

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