森に ヒメノヤガラの灯がともる

2018.08.09 09:03|野生ラン・7月

2016/7/7 の記事を改めて掲載しました。

 
 ヒメノヤガラが出てくると、灯がともったように森が明るくなる。発色しているのではないかとさえ思う。
 姿全体が、こんな鮮やかな色を見せてくれるのは他にない。もしあるとすれば、キノコ類か。
 この花だけは、開く前の蕾のときが、一番好きだ。
 花が開くころになると、だんだんと色が褪せてくる。




タグ:ヒメノヤガラ 7月

マイサギソウ、つかのまの乱舞

2018.08.03 12:46|野生ラン・7月

2016/8/24 の記事を改めて掲載しました。

左は12個。右は35個か、それ以上

 
 マイサギソウの花々が舞い降りてくる。その数、35個か、もっとあるか。
 普通、マイサギソウの花は、一本の花茎に15程度である(写真下左)。だから、35個もあれば、普通の2倍以上あって、その花序は竜巻の柱のように見える。
 ここへは、半月ほどたってから行ったが、もう無かった。まるで、幻のように消えていた。
 友人の話では、今年は出なかったそうである。




タグ:ツレサギソウ属 マイサギソウ

庭木も大木になれば、キバナノセッコクに ムカデランも

2018.08.02 07:01|野生ラン・7月

2015/7/24 の記事を改めて掲載しました。

 
 民家の庭の大木に、キバナノセッコクが二株、花を咲かせていた。
 ふと気が付くと、目の前にムカデランが重なりあって、花を咲かせていた。
 庭木もここまで大きくなると、いろいろと身に纏うものと思われる。

   ムカデランは、近くの神社から、台風で落ちていたのを拾ってきて、くっ付けたものだろう。しかし、それは最近のことではありえない。どう見たって、数十年前のことだろうと想像する。
 キバナノセッコクのほうは、この高さからすると、あるいはタネが飛んできてここで発芽したかもしれない。それとも、庭木がまだ小さい時に、くっ付けたもので、庭木が成長して、この高さになったのかも知れない。
 いずれにしても、この庭木には、自然林の中の一本の大木の風情が感じられる。




 




タグ:ムカデラン キバナノセッコク

カキラン

2018.08.01 07:11|野生ラン・7月

2017/6/30 の記事を改めて掲載しました。

 
 カキランは、何十年も前に海岸線からそんなに離れていない水路の側に咲いているのを見た、そんなおぼろげな記憶があります。
 数年前に見たのは、標高千メートルを超す峠道の側でした。更に高い山の頂上近くの陽の良く当たる笹原の中に埋もれるように咲いているのもありました。
 カキランは海岸に近い場所にも、四国の中央にも、また湿原にも、笹原にもあります。陽の良くあたること以外は、環境に順応する能力があるように思えます。

 このカキランは湿地に咲いていましたが、根元から天辺の花までカメラに収めることができました。笹原の中にあるものは花序の部分だけが笹の上にでていて、葉っぱは笹に埋もれてしまっており写すことができません。

 「カキラン」の名前は、花弁の色が熟れた柿の実の色をしていることからつけられたということです。




タグ:カキラン属 カキラン

マヤランの花茎が現れた

2018.07.30 09:02|野生ラン・7月

2009/7/2 の記事を改めて掲載しました。

 所要時間30分ぐらいのところに、マヤランの自生地があります。一昨年は20株を超えるマヤランが花を咲かせたのですが、昨年は花茎が出てきたところを鹿に喰われて全滅。
 今日行ってみると、3株が地上に現れているのを確認することができました。マヤランは腐生植物ですから、鹿が地上部を喰っても地下に本体が残っているはず、とは思っていましたが、やっぱり一安心です。しかし、これから花茎が伸びて花を咲かせ、実を結び、タネを撒くまで無事にことが運ぶのかは不安です。
 マヤランは腐生植物ですが、花茎は緑色をしており葉緑素を持っています。果実もシュンランと同じように葉緑素を持っており、光合成をしてタネを充実させる養分を補っているようです。腐生ランは一般に花を咲かせ実をつけタネを撒くまでの期間が短いのですが、マヤランの果実が割れてタネを飛ばすのは、歳を越して来年の春になります。
 どうか鹿の餌になりませんよう無事を祈ります。
(兎の可能性もありますが、鹿の食害が奥山から里山・畑まで拡がっているものですから、喰ったのは鹿と決め付けてしまいました。)




タグ:シュンラン属 マヤラン

ムカゴサイシン 葉っぱの季節に入る

2018.07.29 08:18|野生ラン・7月

2014/7/3 の記事を改めて掲載しました。

 梅雨のこの時期になると、ムカゴサイシンは葉っぱの季節に入ります。
 花の季節は終り、果実はタネを撒いて空っぽになり、葉っぱの側に花茎だけが残っていることもあります。
 
 この時期から夏にかけての間が、ムカゴサイシンを見つけるには一番良いのです。
 葉は小さく(直径3㎝前後)、地面にくっ付くようにひろがっていますが、茶色い落ち葉の上では、その緑が目立ちます。
 形は、手元の図鑑では、「五角状心形」と書かれています。ひらたく言えば「五角のハート形」です。
 わざわざ探すのは、お薦めしませんが、山歩きの途中で目に留まったら、場所を覚えておいて来年の花の時期を楽しみにするといいですね。



タグ:ムカゴサイシン

ムカデランが庭木で咲いている

2018.07.28 08:13|野生ラン・7月

2015/6/30 の記事を改めて掲載しました。

 
 一昨日気づいたことだが、庭木の金木犀でムカデランが咲き始めた。
 毎年咲いて、毎年写真を撮っている。撮り貯めしたフォルダーを見たら、一番古い日付は2005年。だから、ここのムカデランは、10周年の開花と迎えたということになる。
 近くの神社の古木にはたくさんのムカデランが着生しているらしい。「らしい」というのは、私の老眼では確認できないからだ。友人が「あそこにある」という方向を見上げても、私には見えない。
 しかし、台風の後に落ちていることがある。また、古木の枝を切り落とすことがあるが、その樹皮にムカデランが張り付いていることがある。
 わが家のムカデランも、もとはと言えば、この神社の出身である。神社の古木でも、我が家の金木犀でも、ともに咲きほこってもらいたい。


 

タグ:ムカデラン

ウチョウラン、渓流の岩場に

2018.07.27 08:04|野生ラン・7月

2009/7/7 の記事を改めて掲載しました。

渓流側の平らな岩場でスゲと一緒に生えているウチョウラン  ウチョウランが渓流の側の岩場に咲いていました。
 若い友人は歩道の山手の切り立った岸壁にウチョウランを見つけて近づいていきましたが、私にはとても無理。崖の下まで行けば、姿は見ることができるでしょうが、50mmのマクロレンズではとても写真にはなりません。
 私はそちらはあきらめて歩道の渓流側の平らな岩場に下りました。そして、そこでスゲと一緒に生えているウチョウランを3株ほど見つけました。
 ここ数年は、見つけたとしても近づきがたい岸壁の花を恨めしそうに眺めるだけでしたが、この時ばかりはウチョウランに顔を近づけて何度もシャッターを切りました。




タグ:ウチョウラン

フウランことVanda falcataが、柿の木で満開

2018.07.26 11:49|野生ラン・7月

2015/7/13 の記事を改めて掲載しました。

 
 町内の家々には、よく柿の木が植えられている。
 そして、柿には着生ランが付けられていることが、多い。特にフウランがよく見かけられる。
 これまで見ただけでも十数カ所はあると思うが、これは一番見事に咲いていた。
 ところで、フウランの学名は Neofinetia falcata とされていたが、最近は Vanda falcata とされている。
 手元の図鑑のうち、 カラー版 野生ラン(家の光協会 1991年出版) は、前者であるが、 2015年に出版された 日本のランハンドブック (1) 低地・低山編 は、後者を採用している。
 バンダといえば、絢爛豪華な洋ランを連想するが、フウランがその仲間だとは、驚きである。「DNAを用いた解析の結果、Vanda属とするのが適当である」と言われれば、「見かけによらないものだ」と納得するほかない。



タグ:フウラン

杉の樹の株から芽吹くツチアケビ

2018.07.23 07:52|野生ラン・7月

2009/7/9 の記事を改めて掲載しました。


 ツチアケビは日本のラン科の中では一番大きな方ですから、山道を歩いていて時々眼に入ります。といっても探そうとするとなかなか見つからないものですが。
 とくに杉林の中に多いようです。この日も杉林の中の登山道脇で見つけました。
 それも杉の切り株から、ツチアケビが伸び上がっていてビックリしました。
 このランは腐生植物ですから緑の葉はありません。地下で根に菌類を取り込んで養分を蓄え、いきなり地上に花茎を突き出して、ビックリさせます。
 あと一月もすれば金色の花を咲かせるでしょう。秋には赤い実を沢山つけることでしょう。




タグ:ツチアケビ

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