ネジバナ どうして捻じれるの?

2019.07.18 07:50|野生ラン・6月

2013/6/26の記事を再度掲載しました。

 わが家の庭のネジバナが咲き始めました。小さな花ですが、螺旋階段のようについて魅力的です。 左のほうは、きれいに捻じれている。
右は、下部が捻じれていない。
左のほうは、きれいに捻じれている。右は、下部が捻じれていない。

右側が、庭で咲いているネジバナですが、下半分は捻じれていません。左のほうは野外で撮ったものですが、こちらは下から上へ規則正しく捻じれながら咲いています。
 中にはまったく捩じれないものもあれば、左巻きに捻じれるものも、右巻きに捻じれるものいろいろです。
 なぜネジバナがこのように捻じれるかというと、このほうが都合が良いと考えた(?)からでしょう。少しずつ花の位置をずらすことで、上下の花が重なり合うことなくなります。
 どのようにして捻じれるかということですが、花軸(花茎)そのものが、こよりのように捻じれているように思われます。右の写真でいえば、下半分は花軸がストレートで、途中から捻じれ始めた、というふうに考えます。

   

ネジバナ 咲いてなくて、よかった!

2019.07.06 08:12|野生ラン・6月

2015/7/6 の記事を改めて掲載しました。

2014/9/17撮影

 
 ネジバナの所へ行って、「咲いてなくてよかった!」と言ったら、こりゃ変人だ。
 植物の写真を撮りにいくのは、花の写真を撮りに行くのと、同じだ、普通は。そして咲いてなかったらがっかりする。まだ蕾状態なら、もう一週間後にまた来るか、と思うし、昨年あったものが、消えていれば、がっかりする。
 しかし今回は、咲いていなくて安心した。そして周りのネジバナも、まだ花茎も出てないことを確かめて「よかった!」と思った。
 ここは、昨年 9月17日にネジバナが咲いている写真(下)を撮った場所である。そして、アキザキネジバナ(ネジバナの品種)としてホームページにも載せた。しかし、その際、「?」マークをつけた。花には狂い咲きというのがある。季節外れに咲くことは良くあることだから、来年も秋に咲く保証はないと用心した。
 今は、普通のネジバナは満開か、もうピークを過ぎて花序の下の方は果実になっている。この時期になっても、葉ばかりで花茎があがっていないから、アキザキネジバナであることは間違いなかろう、と思う。


シロバナモジズリ 庭で咲いていた

2019.07.04 10:43|野生ラン・6月

2015/6/23 の記事を改めて掲載しました。

 
 今年はネジバナの豊作で、我が家の庭にも50株ほどが花を咲かせている。
 その中の一株が白花を咲かせていた。
 ずっと前に、一度だけ白花の写真を撮っていたが、ちょっと不満で、今年はチャンスとばかり、あちらこちらと探し廻っていた。
 たぶん千株を超える株を見たと思うが、シロバナモジズリといえるものはなかった。 遠目にはシロバナに見えても近づいて良く見ると、わずかにピンクが入っている。 それはそれで魅力的ではあるが、ネジバナの白花品種としてのシロバナモジズリと呼ぶには、ふさわしくない。
 数日血眼になって捜しまわっていたものを、ある日、我が家の庭で発見するとは、びっくりするやら、うれしいやら。


ツチアケビ ぐんぐん伸びて

2019.07.03 07:26|野生ラン・6月

2014/6/13 の記事を改めて掲載しました。

2014/6/11撮影 2014/5/23撮影 2014/5/10撮影


 近くの森のツチアケビがぐんぐん伸びて、もうすぐ開花か! というところまできました。

 今回3回目の紹介ですが、前回・前々回のと比較して、その成長ぶりを見ていただきたいです。

前回訪問時
(5月23日)

前々回訪問時
(5月10日)



タグ:ツチアケビ 6月

ガンゼキランが咲きほこっていた

2019.07.02 08:27|野生ラン・6月

2015/5/30 の記事を再度掲載しました。

 
 山奥の人家の側を通りすぎて、少し登ったところで、ガンゼキランが咲きほこっていた。
 見事な群落である。おそらく栽培していたものであろうが、今は人が世話をしている様には見えない。
 ガンゼキランは繁殖力が強いと見えて、このような群落を作っているのを、このほかにも2・3か所見たことがある。


 元から山に生えていたと思うガンゼキランは見たことがない。
 いや、一回だけ見たことがある。友人の案内で山奥の谷側の傍に一株だけ花を咲かせていた。
 再度ここを訪ねた時は、消えていた。人が盗掘したのか。雨で流されたのだろう、と友人と慰め合った。


タグ:ガンゼキラン

ムギランに2タイプあり --- 長葉と円葉 ---

2019.07.01 08:43|野生ラン・6月

2017/8/10 の記事を改めて掲載しました。

 ムギランは四国ではごくポピュラーな種で、近くの山でも良く見かけるが、 このごろ、2つのタイプがあるのではないか、と気になりだした。
 1つは、葉が長楕円形で、線形といっても良いものまである。
 2つめは、葉が円くて、真円に近いものもある。
 前者を長葉タイプ、後者を円葉タイプと呼ぶことにしよう。
長葉タイプ(左)と円葉タイプ(右)  上段の2枚の写真は、近くの山で撮ったものだ、立木の幹を覆いつくすように着生していた。 中段は、数年前、山道に落ちていたものを拾ってきて、庭木にくっ付けたものだ。 下段は、ばらして、標本にして撮影した。
 特に、下段の標本を見比べると、長葉タイプと円葉タイプの特徴が判る。長さは、長葉タイプが2倍ほどあるが、幅は、やや円葉タイプの方が広い。
 葉だけでなく、バルブにも違いがあるようだ。長葉タイプのは、長く、ラグビーのボールのようだし、 円葉タイプのは、短く、サッカーのボールのようだ。
 花に違いがあるかどうか、気になるところだが、来年観察することにしよう。米粒ほどの小さな花だから少々の違いは判らないかもしれない。




タグ:マメヅタラン属 ムギラン 見分け方

12年間、一度も花を開かなかったクロムヨウラン

2019.06.30 15:09|野生ラン・6月

2015/8/9 の記事を改めて掲載しました。

12年、一度も花を開かなかったクロムヨウラン

開きそうにもない固い蕾 根元に、固い蕾が4個落ちていた。

 
 家から、5分足らずで行きつける所に、クロムヨウランの自生地がある。 近いから花の時期には、毎年必ず見に行く。
 今年も行ったが、ご覧の通り。固い蕾が一個とまだこれから大きくなりそうな小さな蕾が4個ほどついていた。根元には、開花せずに蕾のままで落ちたのが、4つ集まっていた。
 ここの自生地を見つけたのは2004年で、以来訪問を欠かしたことはない。今年で、12年通ったことになる。
 初めの4・5年は、見事に開花した花を見たくて、写真に撮りたくて通った。クロムヨウランは、気難しくて「晴天の日の早朝に開花する」とかいろいろいうから、何日も続けて一時間おきに行ったこともあった。
 しかし、最近の数年は、花が開かないことを確認するのが目的で訪問し、写真を撮っている。そして、お前こそが、ほんとのクロムヨウランだ、と言い聞かせている。


タグ:ムヨウラン属 クロムヨウラン

タシロランは 車道脇がお好き!?

2019.06.29 07:55|野生ラン・6月

2016/7/5 の記事を改めて掲載しました。

ガードレール下に生えていた。  
 タシロランが生えているのは、車道脇であることが多い。私が最初に見つけたのは、神社の境内の杉の落ち葉の中の1株でしたが、その後は、ぜんぶ車道脇やガードレール下など。
 車が頻繁に通る車道のすぐ側に生えているのを見ると、タシロランのタネは車のタイヤにくっついて遠くまで運ばれているのじゃないかと推測したくなる。
 どこか遠くの鬱蒼とした森にひっそりと生えているタシロランを想像していたが、この頃は、タシロランって意外と身近な植物じゃないかと思っている。
 高知県植物誌(2009年発行)では、自生地が北川村のみ載っている。また、高知県レッドリスト(2010年)でも、絶滅危惧種CRにランクされていて、これは、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」と定義されている。
 しかし、ここ数年の経験では、新しい自生地が見つかっていて、どうも実態は逆ではないかと思われる。
 タシロランはいわゆる腐生植物で、地上に姿を見せる期間は非常に短いため発見されなかったことも一因かもしれないが、地球の温暖化やなにかの影響で繁殖し始めた、とも推測されているようだ。




タグ:トラキチラン属 タシロラン

マイサギソウ、幻か!?

2019.06.28 08:00|野生ラン・6月

2017/7/8 の記事を改めて掲載しました。

 
 このマイサギソウは、花数が多い。
 30個を優に超える。普通の2・3倍はあるだろう。 一昨年(2015年)の6月に、友人に教えてもらって、撮ったものだ。
 ところが、今年は見ることができなかった。昨年も確認できなかった。友人もその後、見ていないと言う。
 このジャンボマイサギソウは一年で幻のように消えた。
 だから、生育場所の関係などで、たまたま異常に大きくなったのか、あるいは、遺伝的に特異な個体なのか、もう判らない。




タグ:ツレサギソウ属 マイサギソウ

コクラン、色の変化

2019.06.27 08:46|野生ラン・6月

2017/8/19 の記事を改めて掲載しました。

タイプ1

タイプ1 タイプ2 タイプ3

 
 コクランは、四国では、10種あるクモキリソウ属の一つだ。 そして、この中で一番ポピュラーで、ちょっと山に入ると良く目につく。
 その理由は、繁殖力が強く、場所を選ばないことだ。 里山の山道で、日当たりの良い、乾燥した場所で見ることもあれば、 薄暗く、ジメジメした、スギの植林の中に群生していることもある。
 さらに、もう一つ考えられるのは、割合に人に採られないことを挙げても良いだろう。

 コクランの色の変化といえば、3つのタイプに分かれる。
タイプ1=花被片、花柄子房、花茎のすべてが紅紫色である。
タイプ2=花被片は、紅紫色であるが、花茎と花柄子房は緑色である。
タイプ3=花被片、花柄子房、花茎のすべてが緑色である。
 タイプ1は、コクランとして典型的なものであり、魅力的である。 また、このタイプが一番個体数が多いように思う。 次に多いのは、タイプ2であるが、 緑色が強いせいか、花被片の色も、タイプ1のような鮮明な紅紫色ではなく、暗い色になる。 タイプ3は、稀にしか出会うことができない。全体として、緑一色といって良いが、部分的に赤紫がにじみ出る。
 身近で楽しめるランとして残ってほしい。撮ることで、その魅力は何時でも楽しめる。採るのは禁物。




 

タグ:クモキリソウ属 コクラン

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