ムギラン 花をつけて落ちていた

2019.06.01 06:34|野生ラン・5月

2015/5/27 の記事を再度掲載しました。


 ムギランが三つの小さな花をつけて落ちていた。
 山を歩いていて、よく拾う着生ランは、カヤランとこのムギランだ。
 よく見ると、ほんとに小さな花をつけているが、米粒ほどあるかないか、それに、緑がかった白い色で目立たない。
 山野草愛好家にも、あまり人気がないはずである。
 ムギランはわが家の庭木にも相当数付着しているので、これは拾わないことにして、側の木の枝にひっかけておいた。
  無事に実とつけて、タネを飛ばして子孫を残してくれるといいが。


 
 内容紹介: 日本にはおよそ300種類のラン科植物が自生すると言われる。 しかし1991年に最後のラン図鑑が刊行されて以来、数々の新種や新産地発見とともに、DNAによる研究も飛躍的に進歩し、分類も劇的に変化した。 本書ではラン科植物の研究では第一人者の解説とランの写真では他の追随を許さない植物写真家を総動員し、生育環境別に3分冊して刊行する。


タグ:マメヅタラン属 ムギラン 5月

ツチアケビがだいぶ伸びてきた

2019.05.29 08:02|野生ラン・5月

2016/5/28 の記事を改めて掲載しました。

 
 近くの神社の杜のツチアケビがだいぶ伸びてきた。
 丈夫な花茎がぐんとまっすぐに天に向かって立ち上がっている。
 途中で10前後の枝を出していて、この枝に蕾が付いている。頂部では10個ぐらいの蕾が直接付いている。
 このように花茎が枝分かれしているのは、珍しい。日本のランの中では、ツチアケビだけではなかろうか。
 無事にいけば、6月下旬には沢山の花が見られると思う。



 

タグ:ツチアケビ 5月

ギンランは、たくさん実をつけていた。

2019.05.28 08:00|野生ラン・5月

2016/6/7 の記事を改めて掲載しました。

開花期(4月28日撮影)

果実(6月6日撮影)

 
 先日、「 ユウシュンランは、一つも実らない 」と書いたので、こんどは、ギンランの所へ行ってみた。
 こちらギンランのほうは、たくさん実を付けているし、実を付けていない株も元気で残っていた。
 開花期(4月28日)に訪れたとき、76株あって、その内54株が花を咲かせており、22株は花も蕾もなかった。今回(6月6日)は、87株あって、44株が果実を付けていて、43株は果実がなかった。(株数が増えているのは、前回の訪問後に新しく出てきたものか、あるひは、数え違いがあるかもしれない。)
 この数字を見ると、およその結論として、ギンランは ① ほとんどすべて結実する、② 花を咲かせなかった株も残っている、ということだ。
 ユウシュンランとギンランとは、分類学的には、同じ属で近い関係にあるが、その暮らしぶりには大きな違いがあるように思える。



エンシュウムヨウラン、ぼつぼつ咲く

2019.05.25 07:11|野生ラン・5月

2016/5/24 の記事を改めて掲載しました。

 
 ムヨウラン属には、花をきれいに開かないものが多い。
 エンシュウムヨウランのその一つで、咲いても平開することはない。せいぜい「」の字の状態になれば好いほうである。また、一つの花茎の蕾が同時に開くこともない。幾つかある蕾の一つが咲いておれば満足しなければならない。

タグ:ムヨウラン属 エンシュウムヨウラン

金木犀で、マメヅタランが咲く。

2019.05.24 08:38|野生ラン・5月

2017/5/16 の記事を改めて掲載しました。

 
 庭木の金木犀でマメヅタランが咲いた。
 この木には、いろいろの着生ランを拾ってきてつけてあるが、 この間まで咲いていたカヤランは花が終わって、実になっている。
 近くで見られるのも有難いし、庭木で咲いたら山でも間もなく咲くだろう、と目安にもなる。









タグ:マメヅタラン属 マメズタラン

ツチアケビ ぐんぐん伸びるはイタドリに似る

2019.05.23 07:59|野生ラン・5月

2017/5/13 の記事を改めて掲載しました。

左(円内)は4月26日撮影。右の黒っぽいのは昨年の花茎や果実の残骸。 左(円内)は4月26日撮影。右の黒っぽいのは昨年の花茎や果実の残骸。  ここは近くの神社の杜の一部か、手入れがされてなくてあまり入りたくないような藪のなかです。
ここでツチアケビが3年続けて花を咲かせています。もっと前からかも知れませんが、私が知っているのはそこまで。
 ツチアケビは同じ場所で何年も花を咲かせることはあまりないようで、昨年立派な果実があったところをマークしておいて、今年行ってもまったく姿を見せないことが多いのです。
 ツチアケビは私が知っている野生ランの中では飛びぬけて大きなものですが、今の時期からそれを予感させるものがあります。(ツルツチアケビはつる状に伸びて20mにも達するそうですが、屋久島からフィリピン、ジャワ方面が自生地で縁が薄い。)

タグ:ツチアケビ

ヨウラクランが柿の木で満開

2019.05.22 08:49|野生ラン・5月

2016/5/12 の記事を改めて掲載しました。

 
 田圃の側の柿の木でヨウラクランが満開になっていた。
 家から200mとは離れていないから、時々観察していたが、今日あたりピークじゃないかな、と思う。
 毎年、たくさんの花を付けてきたが、あまりにも大株になってしまって、台風でも来れば、下半分は落ちてしまうのじゃなかろうか。
 ここには、柿の木が数本あって、その一つにフウランが沢山付いていた。開花を楽しみにしていたが、数年前に全部なくなってしまった。
 柿の木には、良くランが付いている。庭木の場合は、人が付けたのもあろうかと思うが、ここは田圃の側だから、タネが風に乗って運ばれて発芽して成長したものに違いない。



タグ:ヨウラクラン属 ヨウラクラン

ヨウラクラン、今年は満足した

2019.05.20 08:33|野生ラン・5月

2016/5/30 の記事を改めて掲載しました。

 
 ヨウラクランを今年はこじゃんと見た。花は小さいがこれだけの花数を見ると、圧倒される感じがする。
 近く柿の木に付いているのは、毎年見ているが、今年も沢山の花を咲かせた。
 そこから少し離れた墓地に植えられたビャクシンに付いているのは、今年、発見した。いつも側を歩いているのに気づかなかったのは、足元のような低い位置にあったからだろう。
 あと2か所は、友人に案内してもらった。ひとつは、梅の木の古木を覆うように付いていた。もう一つ植栽のアセビには、どこからかタネが飛んできて発芽したものだろうが、何十年も経つうちに繁殖してものか、被写体を選ぶのに悩むほどだった。

 これだけ沢山の花を咲かせているのに、一つひとつの花の姿形はすべて同じで、きちっとしている。手抜きした、いい加減な造りのものは一つもない。



 



タグ:ヨウラクラン 5月

ユウシュンランはギンランの変種でいいの?

2019.05.19 07:20|野生ラン・5月

2012/6/16の記事を改めて掲載します。

 ユウシュンランをギンランの変種とする説が、今は大勢であるようです。 ギンラン(左)とユウシュンラン(右) ギンラン(左)とユウシュンラン(右) 学名を当てると、
ギンランは Cephalanthera erecta var. erecta
ユウシュンランは Cephalanthera erecta var. subaphylla となります。
 また、ギンランの品種 Cephalanthera erecta f. subaphylla に過ぎないとする説まであります。 (World Checklist参照)

   しかし、もとは独立した1種として、1932年に、宮部金吾・工藤祐舜両氏によって、和名ユウシュンラン、学名  Cephalanthera subaphylla Miyabe et Kudo で発表されています。
 それが、どうして変種とか、品種とかにされたか、どうも合点がいきません。 しかも、身近にギンランとユウシュンランとを見比べることのできる、日本人によってです。

 自分で撮りだめした写真と手許の図鑑(*)をもとに両方を比較してみました。
地上部の高さ  ギンランが大きいものは30cm近くなるのに対して、ユウシュウランはせいぜい10数cmです。
 ユウシュンランの方は、1~2枚で、小さく、膜質で、いかにも貧弱です。
 ギンランは、3~5枚の葉をつけますが、大きくて、革質で、縦じわがあり、濃い緑をしています。
 光合成する能力は、格段にギンランが優れているといえます。
花の数  花の数は、ユウシュンランは普通2~3個です。少ない場合は1個、多くても5個どまりです。
 ギンランは、平均的には5個前後の花をつけますが、多いときは10数個の株もあります。 小さい株では、1個の花しかつけないこともあり、逆に、相当大きな株でも、花をつけないこともあります。
花の咲き方 ギンランの花は、花柄子房を180度捻って横向きになり、唇弁は下位になります。 しかし、ほとんど開かず、僅かに唇弁が覗く程度です。
 ユウシュンランの方は、お互いの唇弁をつき合わすようにして、上向きに咲きます。そして、ギンランと比べると、良く開くのも特徴のひとつです。
菌への依存度 ランは、全般に菌への依存度の高い植物ですが、キンラン属は特にその傾向があります。
 さらに、ユウシュンランはギンランよりもずっと依存度が高く、腐生ランに近い性質をもっているようです。先に②で書いた葉の違いも、そのひとつです。
 もうひとつ、ユウシュンランは小さな株でも最低1つは花を咲かせることです。つまり、地上に現れるのは、光合成するためではない。花を咲かせ、実をつけるためです。 それまでは、地下で菌に頼って養分を蓄えているわけです。

 ユウシュンランはギンランの変種あるいは品種ではなく、1932年に新種発表されたときの、別の種とする説に復帰すべきだと思うのですが、素人考えに過ぎないでしょうか。

 

追記:(2015/4/24)
カラー版 野生ラン(家の光協会出版) および 日本のランハンドブック ①低地・低山編では、変種ではなく独立種としています。


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タグ:キンラン属 ギンラン ユウシュンラン 見分け方

ユウシュンラン 一つも実らない

2019.05.18 07:57|野生ラン・5月

2017/6/7 の記事を改めて掲載しました。

2009/8/8撮影

 
 今年も、そうとう数のユウシュンランの花を見てきたが、いまは花も終わって、どうなっているだろう。
 気になって、数日前、一か所の自生地へ行って見た。まったく見つからない。狭い登山道の脇に十数株が花を咲かせていたので、残っていれば見つかるはずだが。ヒトが採ったか? ウサギが喰たか? それはないと思う。
 せっかく花を咲かせたのに、結実しなかったのではないかと思う。ユウシュンランは花が咲いて、実を付ければ、タネを撒き終わるまでは残る。しかし、結実しない株は早々に地上から消えてしまうようだ。だから、ここで花を咲かせて十数株のユウシュンランは一株も、一つの実も付けることができなかったと推測する。

 十数年、ユウシュンランを見てきて、果実を付けた株を見たのは、2009年の一株だけである。
 ユウシュンランはいわゆる腐生ランではないが、その葉っぱは貧弱で、地上に現れるのは花を咲かせる株だけで、光合成する目的ではない。出てきた株は少なくても一つは花を咲かす。せっかく地上に出て花を咲かせても、結実してタネを撒くことができなければ意味がない。地下で蓄えた養分を無駄に使い果たしたことになる。私たちの目を楽しませてくれたことには、感謝するが。



   

タグ:キンラン属 ユウシュンラン

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