ツチアケビ、喰ってくれなきゃムダ骨

2018.10.20 06:40|野生ラン・11月

2014/12/6 の記事を改めて掲載しました。

 
 前に行ったとき、2か所でツチアケビが咲いていました。
 先日この場所へ行って見ました。どちらも、立派な果実はつけていましたが、鳥が啄んだり、動物が齧った跡は見えません。
 このままだと折角花を咲かせて実っても、ツチアケビの1年の努力は無駄になります。




タグ:ツチアケビ 11月

ツチアケビ豊作、小鳥さん食べに来て

2018.10.19 07:17|野生ラン・12月

2016/12/4 の記事を改めて掲載しました。

 
 ちょっと奥山へ行ってみたら、なんとツチアケビが豊作で、果実が小山のように盛り上がっていた。
 幾株あるように見えるが、おそらく地下茎で繋がっているはずだ、つまり一株。
 ツチアケビの果実は、ほかのランのように、裂けて、タネを風にのせて飛ばすようなことをしない。鳥が啄んで、遠くへ行って、糞と一緒に排出する。そこで運が良ければ、発芽して成長する。
 この株では、何者かが齧ったような痕跡が、三つほどの果実に見られた。しかし、小鳥が啄んだというより、小動物が齧ったように思えた。
 果実をむしり取られたような茎も、いくつもある。これは鹿が喰ったものだろうか、あるいは、人の仕業か。 もし、鹿が喰ったとしたら、タネは消化されてしまうのだろうか。




タグ:ツチアケビ

ツチアケビ 実りの秋

2018.10.18 19:10|野生ラン・10月

2014/10/12 の記事を改めて掲載しました。

 初めてこれ、ツチアケビの果実を見た時、びっくりしました。
 というより怖かったように記憶しています。30年ほども昔のことで、これがラン科の植物の果実であるということも知りませんでしたので、薄暗い山道で見たときはドッキとしました。
 日本のラン科の中でこんな赤いソーセージのような果実をつけるのはツチアケビだけです。
 また、ランの果実は裂けて、微細なタネを風にのせて飛ばしますが、ツチアケビは裂けない。アケビの果実は裂けますので、ツチアケビの名前には異議があり、です。
 じゃタネはどうなるかということになりますが、鳥などの動物が果実を食べて、遠くまで運ぶ、という説が有力です。しかし、目撃情報はあまりないようです。




 

タグ:ツチアケビ

ヤツシロラン、伸びるのは花柄

2018.10.12 07:23|野生ラン・10月

2010/10/13の記事を再度掲載しました。

 クロヤツシロランが2株、くっつくように並んでいます。右側は、3つの花を咲かせています。 左のは、花が終わり、果実を2つつけています。花被は消えてなくなっています。
写真にカーソルを置くと、解説付きに替わります。

 ヤツシロランはオニノヤガラ属ですが、オニノヤガラは花茎が1mぐらいにあるのに対して、ヤツシロランの方は数センチで、花は地面に乗っかるように咲いています。ところが、受粉して果実になると、とたんに花柄が伸び始め、高いものは40cmにもなります。
 「茎が伸びて・・・」と書かれているのを、たまに見ますが、伸びるのは花柄の部分であって、花茎の長さはまったく変わりません。




タグ:オニノヤガラ属 ヤツシロラン

カシノキラン 今年の実りは1個だけ

2018.10.05 08:15|野生ラン・10月

2105/10/31 の記事を改めて掲載しました。

花が咲いたとき、昨年の果実が4個付いていた。 2015/8/9 撮影

今年の果実は1個だけ。大きい5個は昨年のもの。 2015/10/15撮影

 
 今年の夏、カシノキランが咲いたとき、大きな果実が4個ついていたが、これは昨年のものである。
 今年咲いた花のほうはどうなったかと見てみると、小さな果実が1個だけ実っていた。
 カシノキランの果実が弾けるのは、2年後の春である。この間、中の種子は少しづつ充実しているのだろう。
 今年咲いた花の果実には、十分な養分を補給するだけの余力がなかったようだ。 ,




コオロギラン、杉林でないところにもある!・・・今年の大発見

2018.09.29 19:03|野生ラン・9月

2012/12/19 の記事を改めて掲載しました。

常緑広葉樹林。雨で暗かった。

小さなコオロギランの周りは、広葉樹の広い葉っぱばかり。杉の落ち葉は、まったくない

 
 コオロギランは、命名者である牧野博士ゆかりの横倉山が唯一の自生地だ、と一昔前は言われていました。しかし、今では、私がしっているだけでも、5箇所はあります。
 それは、杉林です。水田や畑であったところに杉を植林したところも、2・3箇所あります。ですから、コオロギランは杉林にのみ生える。少なくても、杉の落ち葉が積もっている場所に生える。そう思い込んでいました。
 ところが、今年の9月、土佐植物研究会の例会で案内してもらったコオロギランの自生地は、私の「常識」を覆すもので、今年一番の大事件でした。
 「ここでは周辺には全くスギは無く、ほとんどがウラジロガシ,シロダモ,アカガシ,ヤブニッケイ,ハイノキ,アセビ,シキミ,ヒサカキなどの常緑広葉樹である.」( 土佐植物研究会のニュースレター
 この自生地は、あまり広くはなく、コオロギランの株数も少ないようです。しかし、これからは「杉の落ち葉がないないところにもある」という観点から探してみたら、存外あるかも知れません。




タグ:コオロギラン

コオロギランは杉林がお好き

2018.09.24 08:08|野生ラン・9月

2015/9/3 の記事を改めて掲載しました。

 
 コオロギランは杉林がお好き。このことは前にも、何回も言ってきた。
 杉の落ち葉の中にしか生えない、と書いた。
 数年前に、杉の木が一本もない山にコオロギランが生えているのが発見されて、杉の落ち葉の中にしか生えないというのは、言い過ぎだったということが判った。しかし、四国にある7カ所ほど(私が知っている範囲で)の自生地のうち、この一か所のみである。
 だから、コオロギランが杉と相性が良いことには変わりがないと思う。
 とくに、四国では杉林が多い。戦後の食糧難を抜け出すと、国策として、田畑を潰して杉を植林した。それが50年ほどたって、丁度コオロギランの住処として最適になったのかもしれない。


タグ:コオロギラン

小さなコオロギランを大きくして観る

2018.09.22 18:31|野生ラン・9月

2015/8/27 の記事を改めて掲載しました。

① 全体像 ② 花を正面から見る。 ③ 唇弁の付属体と蕊柱のクローズアップ(イラストは牧野博士作図の一部) ④ 花を横から見る。 ⑤ 花を下から見る。

 
 コオロギランは非常に小さな花で、十五夜お月さんのような魅力的な唇弁も、その直径は4mm程度しかない。
 しかし、花のほとんどすべての器官は、解剖しなくても外部から撮影できる。 
 写真をディスプレイの上に拡大して、その構造を観察すると・・・・ 

 全体の長さは、10cmほどで、半分あるいはそれ以上が落ち葉に隠れている。
 (=普通葉)は1枚だけ(まれに2枚)で、
長さ3~5mm。
 (=苞葉)もほぼ同じ大きさ。 
 葉の大きさや数から推測して、光合成の能力は非常に弱いと思われる。 

 は1~4個で、下から上へと順に開花する。同時に2つ開花することはほとんどない。
 写真①の場合、最初の花がしぼみ、2番目が開花している。3番目の蕾は2番目がしぼむ頃に開く。一番上の蕾はひじょうに小さく、開花せずに終わる。 
 背萼片は細長い披針形。 
 側萼片は唇弁の裏側にあって、正面からは唇弁に隠れて見えない。 
 花弁(=側花弁)も背萼片とほぼ同じ形、大きさ。 
 唇弁は円形で、直径4mm程度。前半分の縁には細かい鋸歯がある。 
 唇弁の基部には付属体がある。これは上下2枚に分かれ、さらにそれぞれが左右に裂けている。 
 蕊柱は長さ3.5mm程度。柱頭のすぐ下に細い突起がある。ひじょうに細いが、写真④ではどうにか確認できる。 
 蕊柱の中ほどにも二股の突起があり、このほうは写真でもよく判る。 

 写真④は、横から撮ったもので、背萼片蕊柱の突起が確認できる。 

 写真⑤は、下から見上げるように撮ったもので、2つの側萼片が唇弁の裏側にあるのが確認できる。

 


タグ:コオロギラン

ひとりぽっちの クロヤツシロラン

2018.09.21 09:51|野生ラン・9月

2015/9/16 の記事を改めて掲載しました。

 
 毎年必ず行く竹林へ行った。クロヤツシロランが一つだけ花を開いていた。
 この花は小さくて、背が低く、落ち葉に埋もれるように咲いているので見つけにくい。とくに今の時期は、出ている株数も少ないので最初の一株を発見するのは大変。が、見つけた時の喜びは大きい。
 9月に入ると、これから咲くラン科の花は残り少なくなるが、四国にはクロヤツシロランとアキザキヤツシロランがあって、楽しませてくれる。



追記(2017/9/17):
ここの花は、非常に赤い。 今年、福永裕一氏によって、クロヤツシロランの新品種として ベンガラヤツシロラン と命名された。




タグ:オニノヤガラ属 クロヤツシロラン ベンガラヤツシロラン

シュスランとアケボノシュスランとの見分け方

2018.09.20 18:10|野生ラン・9月

2012/9/25 の記事を改めて掲載しました。

 四国に自生するシュスラン属は、6種類ありますが、その内、シュスランとアケボノシュスランとは、 シュスラン(左)とアケボノシュスラン(右) シュスラン(左)とアケボノシュスラン(右) 花期が同じで、比較的似たような場所に生えていることがあります。 (アケボノシュスランの方がより湿度の高い所を好む傾向がある。)

 しかし、ポイントさえつかめば、見分けるのは簡単です。

 ① 花序の柄の長さ:シュスランの花序には長い柄があります。言い換えると、茎に付く一番上の葉と一番下の花との間隔が大きく空いているのです。
 アケボノシュスランの花序には柄らしいものはありません。つまり、一番上の葉と一番下の花との間隔はほとんどありません。

 ② 葉の色:アケボノシュスランの葉は緑色です。これに対して、シュスランの方は、暗紫緑色(やや赤みを帯びる)で、ビロード状の光沢があります。 シュスラン(別名ビロードラン)の名は、ここから来ています。
 また、シュスランの葉の中央の主脈は、白く目立つのが、普通です(赤みを帯びることもある)。

日本ラン科植物図譜

タグ:シュスラン属 シュスラン アケボノシュスラン

09 ← 2018/10 → 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

記事の分類

検索

記事一覧

月別アーカイブ

リンク
















Author: hisa
“ 天気予報 ”


-天気予報コム- -FC2-

“ amazon ”