アキザキヤツシロラン、見つけた

2018.12.09 18:53|野生ラン・12月

2012/12/6 の記事を改めて掲載しました。

11月30日、撮影  アキザキヤツシロランを見つけました。場所は、仁淀川沿いの竹林。
 最初の竹林では、なし。次もダメ。三番目の竹林で、発見。もちろん、もう花は終わり、果実になっています。
 11月1日に、「探すなら11月」と書いた手前、自分でもやってみた訳です。竹林といっても、今時、手入れはされていませんから、足を踏み入れたくないような場所ばかりですが、薮蚊がいないので、落ち着いて探せます。
 アキザキヤツシロランは、お世辞にも「綺麗!」な花ではありません。華やかさも色気もありませんが、なぜか惹きつけられます。




タグ:オニノヤガラ属 アキザキヤツシロラン

ツチアケビ 花が咲いて、実がなっても・・・

2018.12.08 09:10|野生ラン・12月

2016/12/8 の記事を改めて掲載しました。

左から、5/11、6/13、7/20、12/5 撮影 左から、5/11、6/13、7/20、12/5 撮影

2007/10/29撮影
鳥が啄んだような跡が見られる。
2007/10/29撮影
鳥が啄んだような跡が見られる。

 
 ツチアケビは、花が咲いて、実がなっても、タネが撒かれなければ、なんにもならない。
 人様は、綺麗に咲いた花をカメラに収めれば、一巻の終わりで良いが、ツチアケビのほうにしてみれば、子孫繁栄に繋がらなくては、春に地上に現れた意味がない。
 近くの神社へは、今年も、10回前後訪問した。上の写真は、その時、撮った写真のうちの4枚。右端が、最新のものだが、果実がすべて、真っ黒になっている。小鳥が啄んだような形跡は全くない。赤いうちは良いが、こんなに黒くなっては、小鳥の食欲をそそることもあるまい。
 左下の写真は、2007年に、別の場所で撮ったものだが、数個の果実に、小鳥が啄んだような形跡がある。喰った小鳥はどこかへ飛んで行って、そこで糞をする。糞の中のツチアケビのタネがそこで発芽する(もしかして、運が良ければだが)。 これは成功例である。
 多くの場合は、真っ黒に変色して、腐ってしまう、残念ながら。




タグ:ツチアケビ

クロムヨウラン 種まきのあとも美しい

2018.12.05 15:28|野生ラン・12月

2010/11/29の記事を再度掲載しました。

 どんな植物でもふつう花が凋むと、人も蜂や蝶までも見向きもしなくなりますが、実を結びタネを播いた後までも美しいのは、このクロムヨウランです。
 クロムヨウランの果実の殻は来年の花が咲くときまで残ることも珍しくなく、花と果実の殻と一緒にカメラに収めることもできます。
 もっともクロムヨウランの花が咲くのを見るのは難しく、「クロムヨウランは花が開かずに結実する。花を咲かすのは変種のトサノクロムヨウランだ。」という説もあります。
 ここらで良く見られるのは、クロムヨウランのほかにムヨウラン、ウスギムヨウラン、エンシュウムヨウランがありますが、クロムヨウランの果実の殻がとくに美しいように思います。
 「クロ」は鋼鉄のように黒光りすることから名づけられたものに違いありません。









タグ:ムヨウラン属 クロムヨウラン

カンラン、なかなか咲かない

2018.11.24 07:31|野生ラン・11月

2017/11/30 の記事を改めて掲載しました。

 
 先日、牧野植物園へ行ったら、カンランが花を咲かせていた。場所は、カンラン展示室の側の坪庭である。
 もちろん、展示室にはカンランの名品がずらっと鉢を並べて、咲き誇り、芳香を充満させている。
 しかし、坪庭で花を咲かせているのは、おかしい。というのは、一週間ほど前にここを訪れた時は、 一株も花茎があがっていなかった。 十数株が植えられていて、花は全く咲いていないし、蕾らしいものなかった。 それが、今は、3株が花を立派に咲かせている。
 一瞬、目を疑ったが、何のことはない、鉢で花を咲かせてカンランを急遽植えたのだ。 一株は、鉢の一部が地表に覗いていた。
 牧野植物園には、もう一か所カンランを植えた所があるが、ここでも花は見られない。 なかなか、気難しいと見える。
 だから、山でカンランを開花株を見ようというのは、大変なことである。 たいていは、探しても無駄骨に終わるだろう。 展示された「名品」で満足するほかない。




タグ:カンラン

ツチアケビ、喰ってくれなきゃムダ骨

2018.10.20 06:40|野生ラン・11月

2014/12/6 の記事を改めて掲載しました。

 
 前に行ったとき、2か所でツチアケビが咲いていました。
 先日この場所へ行って見ました。どちらも、立派な果実はつけていましたが、鳥が啄んだり、動物が齧った跡は見えません。
 このままだと折角花を咲かせて実っても、ツチアケビの1年の努力は無駄になります。




タグ:ツチアケビ 11月

ツチアケビ豊作、小鳥さん食べに来て

2018.10.19 07:17|野生ラン・12月

2016/12/4 の記事を改めて掲載しました。

 
 ちょっと奥山へ行ってみたら、なんとツチアケビが豊作で、果実が小山のように盛り上がっていた。
 幾株あるように見えるが、おそらく地下茎で繋がっているはずだ、つまり一株。
 ツチアケビの果実は、ほかのランのように、裂けて、タネを風にのせて飛ばすようなことをしない。鳥が啄んで、遠くへ行って、糞と一緒に排出する。そこで運が良ければ、発芽して成長する。
 この株では、何者かが齧ったような痕跡が、三つほどの果実に見られた。しかし、小鳥が啄んだというより、小動物が齧ったように思えた。
 果実をむしり取られたような茎も、いくつもある。これは鹿が喰ったものだろうか、あるいは、人の仕業か。 もし、鹿が喰ったとしたら、タネは消化されてしまうのだろうか。




タグ:ツチアケビ

ツチアケビ 実りの秋

2018.10.18 19:10|野生ラン・10月

2014/10/12 の記事を改めて掲載しました。

 初めてこれ、ツチアケビの果実を見た時、びっくりしました。
 というより怖かったように記憶しています。30年ほども昔のことで、これがラン科の植物の果実であるということも知りませんでしたので、薄暗い山道で見たときはドッキとしました。
 日本のラン科の中でこんな赤いソーセージのような果実をつけるのはツチアケビだけです。
 また、ランの果実は裂けて、微細なタネを風にのせて飛ばしますが、ツチアケビは裂けない。アケビの果実は裂けますので、ツチアケビの名前には異議があり、です。
 じゃタネはどうなるかということになりますが、鳥などの動物が果実を食べて、遠くまで運ぶ、という説が有力です。しかし、目撃情報はあまりないようです。




 

タグ:ツチアケビ

ヤツシロラン、伸びるのは花柄

2018.10.12 07:23|野生ラン・10月

2010/10/13の記事を再度掲載しました。

 クロヤツシロランが2株、くっつくように並んでいます。右側は、3つの花を咲かせています。 左のは、花が終わり、果実を2つつけています。花被は消えてなくなっています。
写真にカーソルを置くと、解説付きに替わります。

 ヤツシロランはオニノヤガラ属ですが、オニノヤガラは花茎が1mぐらいにあるのに対して、ヤツシロランの方は数センチで、花は地面に乗っかるように咲いています。ところが、受粉して果実になると、とたんに花柄が伸び始め、高いものは40cmにもなります。
 「茎が伸びて・・・」と書かれているのを、たまに見ますが、伸びるのは花柄の部分であって、花茎の長さはまったく変わりません。




タグ:オニノヤガラ属 ヤツシロラン

カシノキラン 今年の実りは1個だけ

2018.10.05 08:15|野生ラン・10月

2105/10/31 の記事を改めて掲載しました。

花が咲いたとき、昨年の果実が4個付いていた。 2015/8/9 撮影

今年の果実は1個だけ。大きい5個は昨年のもの。 2015/10/15撮影

 
 今年の夏、カシノキランが咲いたとき、大きな果実が4個ついていたが、これは昨年のものである。
 今年咲いた花のほうはどうなったかと見てみると、小さな果実が1個だけ実っていた。
 カシノキランの果実が弾けるのは、2年後の春である。この間、中の種子は少しづつ充実しているのだろう。
 今年咲いた花の果実には、十分な養分を補給するだけの余力がなかったようだ。 ,




コオロギラン、杉林でないところにもある!・・・今年の大発見

2018.09.29 19:03|野生ラン・9月

2012/12/19 の記事を改めて掲載しました。

常緑広葉樹林。雨で暗かった。

小さなコオロギランの周りは、広葉樹の広い葉っぱばかり。杉の落ち葉は、まったくない

 
 コオロギランは、命名者である牧野博士ゆかりの横倉山が唯一の自生地だ、と一昔前は言われていました。しかし、今では、私がしっているだけでも、5箇所はあります。
 それは、杉林です。水田や畑であったところに杉を植林したところも、2・3箇所あります。ですから、コオロギランは杉林にのみ生える。少なくても、杉の落ち葉が積もっている場所に生える。そう思い込んでいました。
 ところが、今年の9月、土佐植物研究会の例会で案内してもらったコオロギランの自生地は、私の「常識」を覆すもので、今年一番の大事件でした。
 「ここでは周辺には全くスギは無く、ほとんどがウラジロガシ,シロダモ,アカガシ,ヤブニッケイ,ハイノキ,アセビ,シキミ,ヒサカキなどの常緑広葉樹である.」( 土佐植物研究会のニュースレター
 この自生地は、あまり広くはなく、コオロギランの株数も少ないようです。しかし、これからは「杉の落ち葉がないないところにもある」という観点から探してみたら、存外あるかも知れません。




タグ:コオロギラン

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