ツチアケビの花序はテンデバラバラ

2018.06.20 18:09|野生ラン・6月

2016/6/20 の記事を改めて掲載しました。

 
 先日のこと、友人をツチアケビへ案内したが、どうも良くない。二つ三つ開いた花はあるが、後は蕾か、半開き。かといって、すでに地面に落ちた花もあった。写真にならないにで早々に引き上げた。
 一日置いて、再度一人で訪問した、天気の良い昼時を選んで。しかし、状態は前よりもまだ悪かった。

 家に帰って、過去十数年にわたって撮り貯めた、ツチアケビの写真をパソコンで調べた。そしたら、良く撮れたのは一つもない。一番ましなのを選んで、2枚ここに載せた。
 ツチアケビは、花が満開状態になることはないと判った。沢山の花は付けるが、花序といった秩序がなくて、てんでばらばら。咲いているのは、三つか四つでしかない。しかも、その良く咲いた花は、好き勝手の方向に向いているので、どちらから狙ったらよいか迷う。結論として、一つの花に焦点を合わすほかない。



   

タグ:ツチアケビ

ツチアケビ、今年も出てくれた。

2018.06.20 17:49|野生ラン・6月

2017/6/23 の記事を改めて掲載しました。

 左の写真は、昨年12月に撮ったものだ。 これだけ沢山の実を付けたら、相当な体力を消耗したはずだ。
 だから、今年は、もしかしたら出てこないかもしれないと心配していた。  ところが、今年も20本もの花茎を伸ばしていた。
 花が咲いたら見事だろうと、今から楽しみ。

   近くの神社にもツチアケビが出ていた。 最初に見たのが2009年で、この時は果実であった。 それから、観察を続けてきたが、昨年までは毎年花を咲かせてきた。 少なくても、8年間は花を咲かせ続けたことになる。 ところが、残念なことに今年はまだ出てこない。 こちらの個体は、命尽きたかも知れない。




 

タグ:ツチアケビ

ネジバナ 花の色もいろいろ

2018.06.19 07:39|野生ラン・6月

2014/7/10 の記事を改めて掲載しました。

 いま、ネジバナが花盛りですが、花の色には変化があります。といっても唇弁以外の花被片が濃い赤のものから純白のものまで段階的にあるということです。(唇弁はすべて純白)
 2004年から20013年までに撮った写真の中から、代表的なものを選んでみました。
 左端の赤の濃いものが一番多くて、右に行くにしたがって(つまり赤色が薄まるにしたがって)、稀になるようです。
 純白のものは珍しく、たったの一つだけでした。

タグ:ネジバナ属 ネジバナ

ネジバナ、花の並び方も楽しもう

2018.06.17 07:23|野生ラン・6月

2016/6/23 の記事を改めて掲載しました。

 ネジバナは、一つひとつの花も魅力的だが、やはり面白いのは、花の並び方だと思う。
 花茎の周りを螺旋階段のように、ぐるぐる回りながら、下から上へと花が咲いていく(左の端)。これが正常な(基本的な)型であり、一番美しい。また、和名のネジバナやモジズリは、ここからきている。これにも右巻きと左巻きとがあるが、比率はだいたい同じらしい。
 ネジバナとかモジズリとか呼ばれるのに逆らうかのように、まったく捩じれず、一列に並ぶのもある(左から2番目)。これも良く見られるが、どうしてこんなになるのか。研究した本もあったように思うが・・・。
 右側の二つは、ちょっと異常な姿であって、一度しか見たことがない。
 右から2番目は、2列に整列している。捩じりすぎたら、こうなるのか。捩じりが足りないので、こうなったのか、どうもわからない。
 右の端は、近くの二つの花茎が、縄をなうように、捩じりあっている。ごちゃごちゃしていて、良く判らないが、二つの花茎をほどいたら、それぞれはまともな姿をしているだろう。



タグ:ネジバナ属 ネジバナ

セイタカスズムシ 2つの型あり

2018.06.16 07:20|野生ラン・6月

2010/6/12付の記事を再度掲載しました。

上は唇弁が丸いタイプ。色は緑一色。背はあまり高くない。 上は唇弁が丸いタイプ。色は緑一色。背はあまり高くない。
下は唇弁が狭く方形にみえるタイプ。わずかに紫色がつき、背が高い。

 スズムシソウを写真でしか見たことがなかった時分、なんとか実物を見てみたいとあこがれていたとき、これに出会って「スズムシソウじゃ!」と思いました。友人から「セイタカスズムシソウよ」と言われて夢はしぼんだのですが。

 唇弁に赤紫の色を塗るとスズムシソウにそっくりじゃないか。どう見ても、唇弁の狭いタイプのセイタカスズムシよりはスズムシソウに近い、といまでも思います。  「セイタカスズムシ」という名をつけた人はどちらのタイプが頭にあったのでしょうか。「セイタカ」の方は唇弁角型ですし、「スズムシソウ」は唇弁丸型の方です。

 近い将来二つのタイプのどちらかに、セイタカスズムシとは違った名前を付けてくれるでしょう。期待しています。
 ムヨウラン類にしてもヤマサギソウ類にしてもわずかな違いでいろいろの名前が付けられています。マイサギソウとハシナガヤマサギソウなど私には区別がつきません。
 セイタカスズムシもこれだけの違いがあれば別名を差し上げないことには、不公平じゃありませんか。

タグ:クモキリソウ属 セイタカスズムシ

セイタカスズムシ 四国のは 変わっちゅうぜよ

2018.06.15 07:24|野生ラン・6月

2015/7/8 の記事を改めて掲載しました。

 
 四国にも、セイタカスズムシは、あるにはある。が、図鑑にあるようなのとは、違う。
 図鑑には、「スズムシソウに似ているが、花は小さく、花茎はむしろ高い」と書かれている。四国にあるのは、写真でご覧になるようなもので、スズムシソウに似ているとは言い難い。
 唇弁の色は、緑に紫がはいった、くすんだ色をしている。形は円形ではなく、むしろ方形に見える。唇弁の両側が下に折れ曲がっているので、そのように見えるとも言える。
 つまり、セイタカ(背高)ではあるが、スズムシではない。これだけ違えば、誰か別種として命名してくれそうなものだ。
 最近、クモキリソウ属では、新種シテンクモキリが発表されている。しかし、この新種とクモキリソウとの相違点より、四国のセイタカスズムシは大きな違いがあるように思うが・・・



 

タグ:クモキリソウ属 セイタカスズムシ

ネジバナ 二列整列形

2018.06.13 06:12|野生ラン・6月

2015/6/17 の記事を改めて掲載しました。

 
 ネジバナは、名前のとおり花序が捻じれていて、それが特徴であり、魅力でもある。
 が、昨日見たのはだいぶ変わっている。右側の花茎のほうは、捩じる努力はしているが、力み過ぎて、きれいな螺旋状にはなっていない。これは良くあることだが、左のほうはまったく捩じろうとした形跡が見られない。
 もちろん、まったく捩じれないネジバナは、そんなに珍しいことでない。これまでも良く見てきたが、その場合、花が一列に並ぶ形になっていた。
 ところが、ここに登場したのは、二列に整列している。下から順に右左右左・・・・と並んでいる。こんなのありか!?


タグ:ネジバナ属 ネジバナ

タシロランは 車に乗って・・・!?

2018.06.12 09:00|野生ラン・6月

2014/7/6 の記事を改めて掲載しました。

車道の谷側をのぞいたら

ガードレールの下の舗装の切れ目に

 タシロランが今は花盛りです。が、花期は短くて、あっという間に実を結び、タネを撒いて、地上から姿を消してしまします。
 高知県植物誌(2009年3月発行)には、タシロランの自生地として一か所だけ載っていますが、最近の発表では6市町村にふえています。
 全国的にもタシロランの分布は拡がっているようです。何が原因か? 地球の温暖化も影響しているかもしれません。専門家が研究・発表してくれるでしょう。
 面白いと思ったのは、私が知っている10カ所程度の自生地のうち、1か所だけ神社の境内でそのほかは、車道沿いだということです。
 温暖化が原因だとしても、「播かぬタネは生えぬ」です。広範囲に拡がったのは、車のタイヤにタネがくっついて、遠くまで運ばれているのじゃないか、と想像していますが、どうでしょう。



2015年5月発行の、この本では、タシロランについて、「開花後3~4日で種子散布し、地上部に8日しか存在しなかったというデータもある」と書かれている。
 また、「きわめて珍しい植物だったが、近年急速に分布を拡大し、関東地方では各地で見つかっている。」とも書かれている。
 身近なところ(高知県)でも、毎年のように新しい自生地が見つかっているようだ。このランは、短い期間しか地表に現れないのに新たな発見があるということは、非常に目につきやすいからだろうか。

タグ:トラキチラン属属 タシロラン

マイサギソウ、幻か!?

2018.06.12 08:58|野生ラン・6月

2017/7/8 の記事を改めて掲載しました。

 
 このマイサギソウは、花数が多い。
 30個を優に超える。普通の2・3倍はあるだろう。 一昨年(2015年)の6月に、友人に教えてもらって、撮ったものだ。
 ところが、今年は見ることができなかった。昨年も確認できなかった。友人もその後、見ていないと言う。
 このジャンボマイサギソウは一年で幻のように消えた。
 だから、生育場所の関係などで、たまたま異常に大きくなったのか、あるいは、遺伝的に特異な個体なのか、もう判らない。




タグ:ツレサギソウ属 マイサギソウ

タシロランは 車道脇がお好き!?

2018.06.11 07:49|野生ラン・6月

2016/7/5 の記事を改めて掲載しました。

ガードレール下に生えていた。  
 タシロランが生えているのは、車道脇であることが多い。私が最初に見つけたのは、神社の境内の杉の落ち葉の中の1株でしたが、その後は、ぜんぶ車道脇やガードレール下など。
 車が頻繁に通る車道のすぐ側に生えているのを見ると、タシロランのタネは車のタイヤにくっついて遠くまで運ばれているのじゃないかと推測したくなる。
 どこか遠くの鬱蒼とした森にひっそりと生えているタシロランを想像していたが、この頃は、タシロランって意外と身近な植物じゃないかと思っている。
 高知県植物誌(2009年発行)では、自生地が北川村のみ載っている。また、高知県レッドリスト(2010年)でも、絶滅危惧種CRにランクされていて、これは、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」と定義されている。
 しかし、ここ数年の経験では、新しい自生地が見つかっていて、どうも実態は逆ではないかと思われる。
 タシロランはいわゆる腐生植物で、地上に姿を見せる期間は非常に短いため発見されなかったことも一因かもしれないが、地球の温暖化やなにかの影響で繁殖し始めた、とも推測されているようだ。




タグ:トラキチラン属 タシロラン

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