カシノキランの花、だんだん色づく

2018.08.17 19:49|野生ラン・8月

2015/8/28 の記事を改めて掲載しました。

 
 秋になって、柿の青い実が赤くなるように、花もだんだん色づくものがある。カシノキランもその性質を持っている。
 上の写真は8月22日に撮ったもので、下は8月26日のものである。4日の間にこんなに華やかな色に変わる。




タグ:カシノキラン属 カシノキラン

ベニシュスラン 地生ラン木に登る

2018.08.16 07:19|野生ラン・8月

2015/8/12 の記事を改めて掲載しました。

 谷川の傍に榎の老木があって、それにベニシュスランが付いていた。
 ひとつは、木の根元に立つと目の高さよりちょっと上ぐらいのところに、もう一つは、それよりずっと高い4・5mはあろうかと思うところにである。
木の根元に立って、目の高さぐらいに付いていた。

4~5mの高さに付いていた。

 
 ベニシュスランは地生ランである。この仲間であるシュスラン属は、四国で見られるのは、シュスラン、アケボノシュスラン、ミヤマウズラ、ツリシュスランぐらいのものであるが、ツリシュスランだけが着生ランである。
 そのほかは地生ランだが、地生といっても、地中深く根を張っているわけではなく、地表の落ち葉の下に茎や根を這わせている。地表に着生していると表現しても良い。
 樹表に着生しても、シュスラン属にすれば、突拍子もない生き方をしているわけでないとも言える。
 といっても、これほど高さに着生しているのを見たのはここだけである。


 

タグ:シュスラン属 ベニシュスラン 木に登る

クロムヨウランは咲かない

2018.08.10 07:21|野生ラン・8月

2017/8/20 の記事を改めて掲載しました。

2014/8/7 2014/8/11 2014/8/12 2014/8/13 2014/8/19

 クロムヨウランの開花を期待して山へ通った頃があった。7月17日に始まり8月19日まで、8日も行った。
 車で半時間ほどもかけて、蚊に刺されながら、よくも頑張ったものだ。
それだけ、ぱっと開いた花を一目見て、カメラに収めたいとの、欲望が強かったわけだ。

 しかし、今は、開花は望まない。「クロムヨウランは、開花せずに、結実する」と教わったからだ。 むしろ、花が咲いていないのを確認して、「これがほんとのクロムヨウランだ」と安心する。
 「クロムヨウランは開花せずに、結実する」と書かれたのは、澤完元高知大学助教授である。 稀に、開花する株があるが、これは変種のトサノクロムヨウランであるとされた。
 だから、8日通って、一輪も開花しなかった株こそが正真正銘のクロムヨウランだということになる。
 クロムヨウランの原記載には「花ハ正開セズ、花被ハ相接シテ円筒状ヲナス」とある。
澤先生の説は、この原記載を根拠としている。

 残念ながら、トサノクロムヨウランが一般に認知されていない。
Ylistで検索してもヒットしない。
高知県植物誌(2009年)を見ても、項目として掲載はされているものの、 「クロムヨウランと区別することは難しい」とそっけない。
「開花せずに結実する」ものを開花するものとを区別するのは、素人でもできる。 ルーペがなくても、一目で一目で判る特徴ではないか。

 もっとも、「クロムヨウランは開花せず・・・」とすると、 立派に開花した写真をクロムヨウランとして載せている、すべての図鑑はどうなる。
 




タグ:ムヨウラン属 クロムヨウラン

クロムヨウランを訪ねて

2018.08.08 17:30|野生ラン・8月

2017/8/17 の記事を改めて掲載しました。

 
 クロムヨウランの自生地を訪問した。 ここは、2009年の夏から毎年のように来ているが、 今年は出来が良くて、8株ほど確認できた。その内、3株を紹介する。
 「花が咲いていないじゃないか!」とお叱りを受けるかもしれない。 ご覧のように、蕾と果実ばかりで咲いた花が一輪もない。 そんな花が咲いていない株を、何も選んだわけでない。 8株すべてが一輪も咲いた花をつけていない。

 クロムヨウランは「開花することなく、結実する」と 澤完氏(もと高知大学教授、故人)は書かれておられる。 ここの、8株はそのことを実証しているのであって、「我こそはクロムヨウランなのだ」と主張している。
 花の写真を撮りに来られる方々は、ガッカリするであろうが、・・・
 もし、どうしても咲いたのを見たいと仰るなら、変種のトサノクロムヨウランを探し求めることだ。 しかし、これは四国では稀にしか見ることができない。
参照: 咲くはトサノクロムヨウラン




タグ:ムヨウラン属 クロムヨウラン

ツチアケビ、実る

2018.08.04 21:57|野生ラン・8月

2016/7/21 の記事を改めて掲載しました。

 
 近くの神社の杜のツチアケビが実っていた。
 花の時期に訪れた時は、花茎が5本立っていたが、今見ると2本だけになっている。地面に、もう1本倒れていたが、後の2本は花だけに終わって、結果を残すことができなかったようだ。
 ツチアケビは、花以上に果実期の姿が見ごたえがある。インタネットで検索しても、花よりも果実の方が沢山でてくる。花の写真は撮っても、果実になったらカメラを向けようとしないのが普通だか、ツチアケビは例外だ。
 私も、最初に出会ったのは果実期のツチアケビで、驚くやら、ちょっと怖いような気分になった記憶が残っている。



出始めから、花期まで
2016/5/11 ツチアケビ、にょきにょき出てきた
2016/5/28 ツチアケビがだいぶ伸びてきた
2016/6/10 ツチアケビ、ぼつぼつ咲きはじめる



タグ:ツチアケビ 7月

カシノキランの種まき

2018.03.14 07:52|野生ラン・8月
左=2014/8/7撮影、  右=2016/3/1撮影 左=2014/8/7撮影、  右=2016/3/1撮影  
 この寒いなか、カシノキランが種まきをしている。
 生垣のサンゴジュに、ずっと前に拾ってきてつけたものだが、良く花を咲かせ、実を結ぶ。
 いま、種まきをしているのは、一昨年の夏に咲いたものであって、昨年のものではない。
 つまり、カシノキランは花を咲かせてから、2年近くにもなって、果実が割れて、タネを飛ばしている。
 ヤツシロランなどは、この期間が短い。タシロランは、花茎の先端はまだ蕾なのに、下の方では、果実が割れてタネを飛ばしている。
 一般に、着生ランはゆっくりしている。樹の上なら安全だから、ゆっくり養生して、果実を充実させてから、種まきに取り掛かろう、という算段らしい。




追記:(2016/3/3)
 すぐ側に、カシノキランの子生えが10株ほどあった。
 まだ小さくて、指先で隠れてしまうほど。何年前に咲いた花のタネが発芽したものやら、判らないが、 数年先には大きくなって、花を咲かせてくれそうだ。





このミヤマウズラ 花15個も

2017.09.06 21:25|野生ラン・8月

2016/9/6 の記事を改めて掲載しました。

 

 このミヤマウズラは、花を15個も付けている。
 友人は、車を走らせながら車窓から、見つけたから、その立派さも想像できるでしょうか(友人の動体視力にも拍手)。
 日本のラン ハンドブック ① 低地・低山編 を見ると、ミヤマウズラは「花序あたり7ー15個を一方向に偏ってつける」と書かれている。そうすると、このミヤマウズラは規格外ではないが、上限いっぱいと言える。





タグ:シュスラン属 ミヤマウズラ

ミヤマウズラ、元気でなにより

2017.08.30 09:15|野生ラン・8月

 
 去年見つけてあった、ミヤマウズラの自生地を訪ねた。
 車道わきの岩場に、沢山の花茎が並んでいて、歓迎してくれた(勝手に解釈)。 30株ほどが狭い範囲にあって、昨年よりも増えている感じがした。 花時も丁度で、早すぎもせず、遅すぎもせず。

   今ちょうど、絶滅危惧種の調査をいている。 家に帰って調べてみたら、調査の対象にはなっていない。 ラン科の多くが絶滅危惧種になっているのに、なっていないということは良いことだ。 当面は絶滅の心配はないということで、安心した。
 これからもご無事で、どんどん増えて頂戴ね。




タグ:シュスラン属 ミヤマウズラ

カシノキランは、やはり樫の木がにあう

2017.08.24 07:50|野生ラン・8月

2015/8/29 の記事を改めて掲載しました。

 
 山深い谷の流れのすぐ側に生えている樫の木に、このカシノキランは付いていた。
 最初にカシノキランを見たのは、山道に落ちている杉の枝に付いて花を咲かせていたが、やっぱりカシノキランは樫の木に付いているのがお似合いだと思う。

 谷の両側は急な斜面になっているから、木の根元から少し離れた斜面に立てば、カシノキランは水平な位置にある。
 根元に降りて、木に寄り沿うように立てば、一番下の花は手の届くほどの高さにあって、下から見上げることになる。
 カシノキランは、4・5枚の葉を扇のように拡げていて、その下に、花房が垂れ下がっている。下から見上げれば、花を正面から見ることになる。




タグ:カシノキラン属 カシノキラン

ミヤマウズラ 木に登る

2017.08.16 07:18|野生ラン・8月

2014/9/9 の記事を再度掲載しました。

2008/9/1 撮影    ミヤマウズラは地生ランの一種ですが、時には高い木に登ることもあります。もっとも、この写真を含めて二度しか見たことがありませんが。
 この仲間のシュスラン属は日本に20種類近くありますが、唯一ツリシュスランだけが着生ランで、そのほかはすべて地生ランです。
 しかし、地生ランといっても根が地中深く入っているわけではありません。茎が地面と落ち葉の間を這うように伸びて、その先端部が立ち上がって花序になるといった形態です。
 ですから、谷沿いの空中湿度の高い場所では、木の上にタネが飛んできて、そこで発芽して、花を咲かすこともあるでしょう。


タグ:シュスラン属 ミヤマウズラ 木に登る

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