ミヤマウズラ 木に登る

2017.08.16 07:18|シュスラン属

2014/9/9 の記事を再度掲載しました。

2008/9/1 撮影    ミヤマウズラは地生ランの一種ですが、時には高い木に登ることもあります。もっとも、この写真を含めて二度しか見たことがありませんが。
 この仲間のシュスラン属は日本に20種類近くありますが、唯一ツリシュスランだけが着生ランで、そのほかはすべて地生ランです。
 しかし、地生ランといっても根が地中深く入っているわけではありません。茎が地面と落ち葉の間を這うように伸びて、その先端部が立ち上がって花序になるといった形態です。
 ですから、谷沿いの空中湿度の高い場所では、木の上にタネが飛んできて、そこで発芽して、花を咲かすこともあるでしょう。


タグ:ミヤマウズラ 木に登る 8月

ベニシュスラン 地生ラン木に登る

2017.08.16 05:41|シュスラン属

2015/8/12 の記事を改めて掲載しました。

 谷川の傍に榎の老木があって、それにベニシュスランが付いていた。
 ひとつは、木の根元に立つと目の高さよりちょっと上ぐらいのところに、もう一つは、それよりずっと高い4・5mはあろうかと思うところにである。
木の根元に立って、目の高さぐらいに付いていた。

4~5mの高さに付いていた。

 
 ベニシュスランは地生ランである。この仲間であるシュスラン属は、四国で見られるのは、シュスラン、アケボノシュスラン、ミヤマウズラ、ツリシュスランぐらいのものであるが、ツリシュスランだけが着生ランである。
 そのほかは地生ランだが、地生といっても、地中深く根を張っているわけではなく、地表の落ち葉の下に茎や根を這わせている。地表に着生していると表現しても良い。
 樹表に着生しても、シュスラン属にすれば、突拍子もない生き方をしているわけでないとも言える。
 といっても、これほど高さに着生しているのを見たのはここだけである。


 

タグ:ベニシュスラン 木に登る 8月

ツユクサシュスランはパソコンの中にあった 

2016.12.19 16:49|シュスラン属

2015/1218 の記事を改めて掲載しました。

2012/10/1 撮影

子房、萼片、苞葉の腺毛が見える。

 
 ツユクサシュスランを今年初めて見た。
 前から手元にある図鑑 カラー版 野生ラン(家の光協会出版) では、この花は四国にはない。「九州西部および南部から琉球列島にかけて常緑広葉樹林の林床に生える」と書かれている。だから名前は一応知っていたが、実物にお目にかかることはあるまい、と思っていた。
 ところが、愛媛県の友人が自生地へ案内してくれると言う。愛媛県と九州は海を隔てているが、距離的には近いし、温暖化の影響もあるかも知れないなどと思いながら、期待していた。
 下調べのつもりで、図鑑を開くと、アケボノシュスランとは変種の関係にあり、良く似ている。
 もしかしたら、これまでに撮ったアケボノシュスランの中に、ツユクサシュスランが混ざっているかも知れない。アケボノシュスランの自生地3所のフォルダーを開いて、逐一チェックした。
 あった! 2012年に撮った、一つの自生地の写真の中に、ツユクサシュスランに間違いないと確信できるものがあった。
 今年の春、出版された 日本のラン ハンドブック ① 低地・低山編 にも、その分布域に「四国」はない。しかし、ツユクサシュスランは四国にもある。アケボノシュスランだと決めつけていたものの中にもあるかも知れない。お暇なときに、撮り貯めた写真を見なおしてみたらどうでしょう。



 ツユクサシュスランのページには、次のように書かている。
アケボノシュスランと似ているが、本種の方が全体に大きく、花茎がより長く伸び、花序、子房、萼片と苞葉の外側に腺毛があることが明瞭な区別点である。しかしながら、両者の区別がむつかしい個体もある。




ガクナンも 実りの秋

2016.10.19 05:35|シュスラン属

2015/10/19 の記事を改めて掲載しました。

左:2015/9/17撮影、 右:2015/10/18撮影 左:2015/9/17撮影、 右:2015/10/18撮影  ガクナンは、いま実りの秋を迎えている。
 ミヤマウズラの愛好家の間では、ちょっと変わった花として栽培されていたらしい。
 花期は、ガクナンのほうが一か月ほど遅い。ミヤマウズラの果実は、ずっと前に裂けてタネを飛ばして殻だけになっていると思うが、ガクナンは、いま果実が充実しいるところである。
 ガクナンはオオミヤマウズラという和名でも呼ばれている。 日本植物分類学会第7回大会(2008年)で学者が命名したのだが、学名はまだ付いていない。 近いうちに発表があるだろうと噂に聞いた。ミヤマウズラの品種や変種ではなく、新種だろうと期待している。




ツユクサシュスラン 四国に現れる !

2016.10.17 07:34|シュスラン属

2015/10/15 の記事を改めて掲載しました。

 ツユクサシュスラン 四国に現れる! 仰山な言い方だが、ビックリするやら嬉しいやら。
左=アケボノシュスラン、右=ツユクサシュスラン。   2012/10/1 撮影 左=アケボノシュスラン、右=ツユクサシュスラン  だいぶ前の話だが、四国にもツユクサシュスランがあるということを友人から聞いた。 「ツユクサシュスラン」という名前は図鑑か何かで見たような気はしたが、実物は見たことはないし、高知県植物誌にも載っていない。
 最近出版された図鑑 「日本のランハンドブック ① 低地・低山編」 を見るとその分布は、九州、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島となっていて、四国は入っていない。
 図鑑では、ツユクサシュスランはアケボノシュスランの変種であり、よく似ている。しかし、「花序、子房、萼片と苞葉の外側に腺毛があることが明瞭な区別点である」と書かれている。
 もしかしたら、これまでにアケボノシュスランだと思って撮った写真の中に、ツユクサシュスランが紛れ込んでいるのではないか? そう思って撮り貯めた写真をチェックした。
 三つの自生地のうちの一つの中に、見つかった! 同じ日に4株ほとの開花株を撮っていたが、その内の2株は明らかにツユクサシュスランの特徴を備えている。この山では両者が生えていたわけである。上に載せた写真は、2012年に撮ったものであるが、その時のアケボノシュスラン(左)とツユクサシュスラン(右)である。


  
日本のラン①低山・低地編のツユクサシュスラン のページに次のように書かれている。
アケボノシュスランと似ているが、本種の方が全体に大きく、花茎がより長く伸び、花序、子房、萼片と苞葉の外側に腺毛があることが明瞭な区別点である。しかしながら、両者の区別がむずかしい個体もある。





ガクナンまたはオオミヤマウズラ・・・学名はまだない

2016.09.12 07:06|シュスラン属

2015/9/18 の記事を改めて掲載しました。

 
   ここのガクナンは昨年、初対面した。今年も無事に花を咲けせていた。
 昨年見た別の場所のガクナンは、林道沿いに十数株はあったと記憶しているが、ぜんぶ無くなっていた。ミヤマウズラに比べても、このガクナンが上等という訳でないと思うが、より珍しいといえば手を出す愛好家もいるという。(でも今の私は視力が落ちているから、眼鏡を変えたら、来年は見つかるかも知れない。)
 道中、心配しながらたどり着いたこの場所では、昨年同様に花を見ることができた。

 愛好家がガクナンと呼んでいたこの花は、ミヤマウズラとは別種であると、学者が発表した。和名はオオミヤマウズラと名付けたが、正式な記載ではないから、学名はまだない。学名の発表を待ち続けて、もう6・7年は経ったのではないか。




このミヤマウズラ 花15個も

2016.09.06 19:45|シュスラン属

 

 このミヤマウズラは、花を15個も付けている。
 友人は、車を走らせながら車窓から、見つけたから、その立派さも想像できるでしょうか(友人の動体視力にも拍手)。
 日本のラン ハンドブック ① 低地・低山編 を見ると、ミヤマウズラは「花序あたり7ー15個を一方向に偏ってつける」と書かれている。そうすると、このミヤマウズラは規格外ではないが、上限いっぱいと言える。





アケボノシュスラン 咲いている? 咲いてない!!

2015.09.25 18:53|シュスラン属

 
 アケボノシュスランが満開だろう、と期待して行ったが、一輪も咲いていなかった。
 ここにお目にかけるのは、2006/9/28に撮ったもので、一面に咲いている。ここのアケボノシュスランは、咲く年はどっと咲いて、咲かないと決めたら一輪も咲かない。そうとうな いごっそう である。



オオミヤマウズラ あちらこちらで咲く

2014.09.21 11:59|シュスラン属

 いま、オオミヤマウズラがあちらこちらで咲いています。
 ミヤマウズラより花期が1ヶ月ほど遅いので、今咲いているのはオオミヤマウズラのほうだと見て、まず間違いないと思います。
 花期が遅いことのほかに、花の形もだいぶ違います。ミヤマウズラほどに開きません。まあ半開といって良いでしょう。
 また、花と花との間隔も広いのも特徴です。
 丈は、30㎝を超すものもあり、平均的にミヤマウズラより大型です。

ベニシュスランも 木に登る

2014.08.16 09:13|シュスラン属

2012/9/1の記事を再度掲載しました。

 「ナツエビネ 木に登る」と、前回、書きましたが、今回はベニシュスランも木に登る、というお話です。
 このランは、地生という範疇に入れられていますが、地中に深く根を張るわけではありません。地表のコケや落ち葉の間に茎を這わせて、茎から短い根が出ているだけです。だから、着生の素質がもともとある、といっても過言ではないでしょう。
 谷の傍の、一抱えもある枯木の幹に、たくさんのベニシュスランが付いているのを、3年ほど前に見つけて、毎年通っているのですが、今年は、下の方のは消えてなくなっていました。おそらく、大人の手の届く範囲の株はもぎ取られたのでしょう。
 ずっと高い、6m程のところに、2株だけ、花を咲かせていました。ここに見えるのは、その内の1株です。

 なお、ベニシュスランよりもっと上の枝には、ミヤマウズラが群生していました。 ベニシュスランもたくさん付いていた頃の写真を、 ここに 載せてありますので、ぜひご覧下さい。

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Author: hisa
“ 梅雨時に逆さ傘 ”

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