ヨウラクラン、Bulbophyllum careyanum、Dendrochilum wenzelii

2017.06.30 05:03|ラン of 世界

2013/6/28の記事を再度掲載しました。

ヨウラクラン ヨウラクラン Bulbophyllum careyanum Bulbophyllum careyanum Dendrochilum wenzelii Dendrochilum wenzelii

 小さなたくさんの花をびっしりと付けるためには、乱雑なのはダメで、きちんと整理整頓することが肝心です。 もちろんラン科の花に限ったことではないでしょうし、人が物を収納する際にも共通することでしょう。 個々の花はそれほどではなくても、このように整列していると美しいものです。

最初は、日本のヨウラクランです。 先日はフィリピン産のヨウラクランの仲間 を紹介しましたが、日本代表もなかなかのものです。

 次は、洋ランの Bulbophyllum careyanumです。ネパールからインドシナ半島にかけて分布するものらしいですが、日本では マメヅタラン属が同じ仲間です。
しかし、日本にはこんなに沢山の花をつける種はありません。
 世界には、熱帯アジアを中心に2000種ものBulbophyllumが分布しています。

最後は、 Dendrochilum wenzeliiです。日本にはこの属のランはありませんが、世界には熱帯アジアを中心に300種ほどの Dendrochilum属が分布していて、どれも小さな花をきれいに整列させいて見事です。

タグ:ヨウラクラン属 ヨウラクラン

バケットオーキッドに、雄バチはひどい目にあう

2017.04.03 07:28|ランのたくらみ

2016/3/16 の記事を改めて掲載しました。

Coryanthes macrantha Coryanthes macrantha

クマガイソウ クマガイソウ

 
  バケットオーキッドという外国のランは、ハチそれも雄バチを誘い込んで、ひどい目にあわす。
 唇弁がバケツのような形になっていて、中に液が溜まっている。その中に、雄バチを誘い込んで、溺れかけるという災難にあわせて、やっと脱出する。その際に、花粉を運んでポリネータの役を強制する、こりゃひどい。
 バケットオーキッドは学名はCoryanthes属で、熱帯アメリカ原産であるが、日本のクマガイソウは唇弁が袋状になっていて、似たような手を使うが、 バケットオーキッドほどのアクドイことはやらないと思う。
植物の私生活(山と渓谷社) には、一匹の雄ハチの災難を一部始終が臨場感たっぷりに書かれていて、面白い(ハチさん御免)。


追伸:
「バケツオーキッドにだまされた雄バチは、その見返りとして雌バチによりモテるようになる。って話ありませんでしたっけ?」という ご意見を頂いた。 植物の私生活(山と渓谷社) を読みかえしてみると、こんなことが書かれていた。
ハチはこのパッドから精油成分を含んだクリームをかきとり、後脚についているポケットにつめ込みます。食べるためではなく、求愛儀式で雌をひきつけるときにこのクリームを利用するのです。
 タダでこき使っているのじゃなく、雄ハチに媚薬を与えている訳で、仲人役ということか。バケットオーキッドさん、ごめんなさい。
(2016/3/17)







タグ:4月

ランは、昆虫とうまくやっているか?

2017.04.01 18:12|ランのたくらみ
左上から、クロヤツシロラン、アキザキヤツシロラン、ノビネチドリ
ウスキムヨウラン、ヤマトキソウ、ユウシュンラン
ネジバナ、アキザキネジバナ、ヤクシマアカシュスラン
左上から、クロヤツシロラン、アキザキヤツシロラン、ノビネチドリ、ウスキムヨウラン、ヤマトキソウ、ユウシュンラン、ネジバナ、アキザキネジバナ、ヤクシマアカシュスラン

クマガイソウ クマガイソウ

 
 花を咲かす植物と花にたかる昆虫は、深い関係にあって、その歴史は古い。
 ランは植物の中でも、新しい方だが、それでも我々ヒトよりは先輩だろう。
 ランは受粉を助けてくれる昆虫を呼ぶために、いろいろ企んでいるようだが、それが目論見どおり成功しているか、どうか。
 たとえば、クマガイソウだが、毎年のように幾つかの群生地を訪問しているが、しばらく立ち止まっていても、蝶や蜂などがあたりを飛び回っているのを見たことがない。
 これまでに撮り貯めしてきた写真で、昆虫類が一緒に写ったのは、わずかにこれだけだ。
 しかも、明らかに花粉の運び屋になっているのは、クロヤツシロランとアキザキヤツシロランのショウジョウバエぐらいで、ほかはどうだろう。
 アキザキネジバナの花の中にアリが入っているが、これは花粉を盗みにきただけで、後で訪問してみると、果実はひとつも実ってなかった。








タグ:3月 ポリネーター

雄バチを誘惑するラン オフリス Ophrys

2017.03.12 19:35|ランのたくらみ

2013/2/20 の記事を再度掲載しました。

 ヨーロッパに分布するオフリス属 Ophrys のランを紹介します。このランは、花が雌のハチに化けて、雄のハチを誘惑するそうです。
 ここには、9種類のオフリスに登場願いましたが、このほかにも沢山あって100種を超える。そして、それぞれの種類のオフリスの花に良く似たハチ(ハナバチなど)がいるそうです。
 雄バチは当然雌バチを探がして飛び回るのですが、そこに雌バチに扮装(擬態)したオフリスがいて、飛びつくということです。何でも姿形が似ているだけでなく、それぞれの雌バチ特有のフェロモンに似た香りを発散させているというから恐れ入ります。
 雄バチは、あちらこちらの偽雌バチを飛び回って花粉の運び屋をやらされる。
 なお、偽雌バチばかりで、被害者の雄バチの写真がないのが残念ですが、植物の私生活(山と渓谷社) で紹介されています。
 擬態と言えば昆虫が、植物の幹や葉っぱにそっくり化ける姿を思い浮かべる。植物が昆虫に化けるのは、ラン以外にあまりないのではなかろうか。






世界のラン、いろいろ Bulbophyllum picturatum

2017.03.11 19:24|ラン of 世界

2012/3/1 の記事を改めて掲載しました。

Bulbophyllum picturatum Bulbophyllum picturatum  ミヤマムギラン Bulbophyllum japonicum と同じ属です。形も似たところがありますが、大きさは数倍大きく、バルブはピンポン玉ぐらいあります。これは愛好家の温室で冬の最中に咲いていますが、原産地は熱帯アジアです。
 Bulbophyllum マメズタラン属 は、世界的には2000種を超える大所帯ですが、その姿形は千変万化。日本にあるのは マメヅタランムギランミヤマムギランなど8種程度です。

2007年のラン展示会で、世界最大のランをみた!

2017.03.04 06:39|ラン of 世界

2014/2/21 の記事を改めて掲載しました。

 世界最大のランといわれるGrammatophyllum speciosum グラマトフィラム・スペシオサム の開花を見たことがあります。
 2007年の、牧野植物園のラン展示会でのことです。 早朝の、まだ人もまばらな時間に、このランの前に三脚を立てルフタイマーをセットして、自分が花を見つめている姿を撮ったものです。
  これで、このランの大きさもお判りでしょう。  「茎の長さは7メートルに達し、1株の重量が2トン近くにも達することもある」と説明されています。
 私の目の前の株は、数段小柄とはいえ、自生地での巨大な姿を想像することができます。
 また、このランの開花は、なかなか見られないそうです。「自生地でも数年に一度しか開花せず、日本での開花も、まだ数例しか報告されれいません」とのことです。
 その後今年まで、牧野植物園では、7回のラン展示会が開催されていますが、グラマトフィラム・スペシオサムは一度も展示されていません。
 開花してないか、あるいは、枯らしてしまったか。
 この写真は、私にとって記念すべき大事な宝となっています。
同属の別種Grammatophyllum pantherinumである可能性があります。




タグ:3月

世界のラン、いろいろ Robiquetia 2種

2017.03.03 06:00|ラン of 世界

2016/2/20 の記事を改めて掲載しました。

Robiquetia compressa

Robiquetia cerina

 
 Robiquetia compressa(写真上)は、フィリピン原産で、種小名のcompressaは、花が固まって付いている様子をいったものだろう。
 しかし、この点では、Robiquetia cerina(写真左)のほうが更に上だ。これは、数年前に友人が栽培していたものだが、花同士がくっつきあっていて、パイナップルを思わせる。
 同属で、こちらもフィリピン原産である。




世界のラン、 人目を惹くように作られた花々

2017.03.02 07:43|ラン of 世界

 ラン展といえば、大きく、派手な花々が目を引く。その多くは、人工的な交配によって作られた、園芸品種だ。
原産地は、中米、南米、熱帯アジアなど様々で、国籍によって差別はしない。配色は考慮されるだろうが。
 これらを寄せ集めて飾り立てるから、中に入ると、その強い香りも相まって、ちょっと狂おしくなることもある。

 お目当ての原種のランを探して、人込みの中を歩くのも辛いから、できるだけ入場者の少ない時を狙って行くことにしている。
 ランに限らず、植物の花は葉が変化したものだそうだが、目的は、花粉の運び屋を呼び込むことにある。決して、人目を引くことではなかったはずだ。人が「美しい」を愛でるのは、花粉運び屋と同じ感性を、ヒトが持っていたからだろう。




 

タグ:3月

世界のラン、いろいろ  Paraphalaenopsis serpentilingua

2017.03.01 19:36|ラン of 世界

2016/2/17 の記事を改めて掲載しました。

Paraphalaenopsis serpentilingua

Phalaenopsis の4種

 
 この美しいランは、ボルネオ原産。
 この属には、ほかにも数種あるが、いずれ劣らぬ美人ぞろいである。
 属名 Paraphalaenopsisは、Para+phalaenopsis であり、もとは、Phalaenopsis属として発表され、後に分離されたものである。
 右に、Phalaenopsis属の4種を載せたが、これまた、美しい。




世界のラン、いろいろ Miltonia kayasimae

2017.02.28 07:24|ラン of 世界

2016/2/16 の記事を改めて掲載しました。

 ミルトニア属は、洋ランの中でも、とくに華やかな花を咲かせる。たくさんの園芸品種も作りだされているが、これは原種である。
 ラン展でも、私は原種に惹かれて、園芸品種は二の次にしている。今年のラン展は、昨年ほど豪華ではないが、原種が多くて、私には有り難い。
 原種の学名は、もっぱら側にあるラベルを頼りにしている。これも有り難い。写真に撮ると、このラベルは目障りではあるが、致し方ない。できるだけ、写り込まないように角度を工夫してはいるが・・・




タグ:2月

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