キバナノセッコクが サンゴジュで花盛り

2018.07.22 21:07|野生ラン・7月

2015/7/9 の記事を改めて掲載しました。

 
 わが家の庭の一辺は、サンゴジュの生垣であるが、その一本でキバナノセッコクが、今、盛りを迎えている。
 もう一週間以上前から満開だったから、ピークを過ぎているといわれるかも知れないが、このころが黄色みが強くでて、キバナノセッコクに相応しい色になる。
 このキバナノセッコクは、今世紀の初めごろ、我が家に来た。それは、フラスコ苗というもので、小さな瓶の中の寒天培地に100株近くも入っていたように思う。
 庭木に残っているものは数株だけだが、その内の一株はご覧のように立派になって、たくさんの花を付けている。


 
5月に出版された日本のラン①低山・低地編のキバナノセッコク Dendrobium catenatum Lindl. のページに次のように書かれている。
日本では高知県産の標本に基づき牧野富太郎が命名した D. tosaense Makino が学名として定着していたが、上記よりも古い学名がキバナノセッコクと同一の植物であることがわかったため、正式名が変更された。

タグ:セッコク属 キバナノセッコク

シロテンマとオニノヤガラと見比べてみたら・・・

2018.07.21 09:31|野生ラン・7月

2017/7/14 の記事を改めて掲載しました。

オニノヤガラ(左)とシロテンマ。
高さは、オニノヤガラが40~100cm、シロテンマはその半分ぐらい。
花数は、オニノヤガラが20~50個、シロテンマは5~20個。
オニノヤガラ(左)とシロテンマ。
高さは、オニノヤガラが40~100cm、シロテンマはその半分ぐらい。
花数は、オニノヤガラが20~50個、シロテンマは5~20個。

オニノヤガラ(左)とシロテンマ オニノヤガラ(左)とシロテンマ

 
 ここ数年、友人の案内で沢山のオニノヤガラとシロテンマとを見ることができた。
 両者については、学者の間では、品種説から変種説、さらには別種説まである。
 品種とする説は、花の色が違いに重点をおいて、その他の違いは軽視する。別種する説は、シロテンマは小さく、花数も少ないし、花期が遅いとし、更に花の形態が違うと主張する。
 しかし、花の形態の違いについては、花をむしり取って、解剖して中まで観察するのは、遊び半分でやっている者としては遠慮すべきだから、外から見ることができる範囲で、見比べた。
➊ 萼筒の下部左右に膨らみがあるが、オニノヤガラは非常に大きい。これに比べたら、ヒメテンマのは、それほどの膨らみはない。
❷ オニノヤガラの萼筒は、壺のようであり、開花しても大きくは開かない。口の小さい壺のようである。これの比べたら、ヒメテンマのほうは、大口であり、コップに近い形になっている。
➌ その口から、覗いている舌(唇弁)にも、違いがある。オニノヤガラのほうは、外側につき出していて、先端部分の毛が長く、良く目立つ。ヒメテンマのほうは、外側につき出していないことが多く、はっきりとは分からないが、先端部分の毛は少なく、短いように見える。

  決め手は花の数
 花の形態の違いは、あやふやで明確ではない。両者を区別する決め手はないか。ある。それは、花の数だと思う。
 オニノヤガラは、花数が多くて、20~50個も付ける。対する、シロテンマは5個から多くても20個以内である。高さはだいたい花の数に比例する。花の色は、オニノヤガラでも白に近いものがあれば、シロテンマの花でも緑がかったのもあるから、参考程度にするのが良い。
 花数が20個以内であればシロテンマ20個を超えればオニノヤガラで決まり。単純明快。   
2015年5月に出版された日本のラン①低山・低地編のシロテンマ のページで解説者遊川氏は、オニノヤガラとは別種とするのが適当であろうとする立場で、幾つかの特徴を挙げている。
①全体が小さい。 ②花数がすくない。 ③花色は白が強い。 ④花の形態に違いがある。 ⑤開花期が遅い。
 しかし、花の形態については、どこがどう違うのか書かれていない。

参考:
オニノヤガラ
シロテンマ



タグ:オノノヤガラ属 オニノヤガラ シロテンマ

ムギランとミヤマムギランとを、葉で見分ける

2018.07.20 10:56|野生ラン・7月

2017/7/15 の記事を改めて掲載しました。

左=ムギラン、右=ミヤマムギラン 左=ムギラン、右=ミヤマムギラン  ミヤマムギランは、ムギランと同属であるが、花は全く違う(写真上段)。 だから、花が咲いていれば見分けるのは簡単だが、 花が無いと、意外と見分けるのは難しい。

 ミヤマムギランは、名前の通り、比較的深山にあって、より湿度を好む。 また、ミヤマムギランの葉は、ムギランに比べて、細長い。 しかし、両者とも葉の長さには変異があり(脚注)、ムギランの方が、ミヤマムギランより長いこともある。 だから、これらは傾向として見ることはできるが、決め手とするには無理がある。


 見分けるポイントは、葉の先端部分にある。
● ムギランの葉の先端は、鈍頭である(丸い)。さらに、凹んでいるのが普通である。
● ミヤマムギランの方は、鋭頭である(尖っている)。
ここに注目すれば、葉一枚あれば確実の区別することができる。

(註):日本のランハンドブックによると、
ムギランの葉・・・・・・長さ 1-3.5cm、幅 6-8mm
ミヤマムギランの葉・・・長さ 3-8cm、幅 5-10mm

2017/8/14

タグ:マメヅタ属 ムギラン ミヤマムギラン 見分け方

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